国試要点 直接作用と間接作用(高LET放射線,低LET放射線)

 診療放射線技師国家試験で問われやすい要点をまとめています。誤字・脱字・修正点などありましたらコメントやTwitterにてご指摘いただけると幸いです。

他にもまとめた国試要点があるので下記ページからどうぞ

間接作用

  • 放射線が水分子に作用し、その結果生じた「・OH(ヒドロキシルラジカル)」や「・H」などのフリーラジカルが生体分子に作用して損傷を引き起こす
  • 主に低LET放射線で主となる

低LET放射線

  • X線、γ線、β線
  • 直接作用よりも間接作用の割合が大きい(1本鎖切断

直接作用

  • 放射線が生体分子を直接に作用し、分子に損傷が生じる
  • 主に高LET放射線で主となる

高LET放射線

  • α線、中性子線、重粒子線
  • 直接作用がメインとなる(2本鎖切断

高LET放射線と低LET放射線の比較

高LET放射線は低LET放射線と比較して

  • 酸素効果が低い
  • 生物学的効果比が高い
  • 細胞周期依存性が低い
  • 回復が遅い
  • 線量率効果が低い

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