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第66回診療放射線技師国家試験を解説#AM11~15

午前 問11

容量0.5μFのコンデンサ式X線装置において充電電圧 90kVで 15mAs放出したときの波尾切断電圧[kV]はどれか。

  1. 30
  2. 45
  3. 60
  4. 75
  5. 80

解説

Q=C ×(V1-V2
15=0.5 ×(90-V2

答え 3

午前 問12

非共振形(方形波)インバータ式X線装置の特徴で正しいのはどれか。

  1. 周波数を変化させて出力を調整する。
  2. 半導体素子はスイッチング損失が少ない。
  3. インバータ駆動回路に対しフィードバック制御を行う。
  4. インバータの位相シフト角を変化させると撮影時間が変化する。
  5. 同一の管電圧において管電流が増加すると管電圧リプル百分率は増加する。

解説

答え 5

午前 問13

I.I.について正しいのはどれか。2つ選べ

  1. 視野の切り替えは電極電圧で行う。
  2. 入射面の蛍光体はCsIが用いられる。
  3. 空間分解能は中心と周辺で同じである。
  4. 出力面の輝度は視野が小さいほど高い。
  5. 出力側の蛍光体層が厚いほど空間分解能が高い。

解説

答え 1,2

午前 問14

X線画像処理装置と構成要素の組合せで正しいのはどれか。

  1. CR             CCDカメラ
  2. DSA             log変換器
  3. I.I. DR             集光ガイド
  4. 直接変換方式FPD       a – Si
  5. 間接変換方式FPD       a – Se

解説

答え 2

午前 問15

DSAで誤っているのはどれか。

  1. リアルタイムで画像観察ができる。
  2. リカーシブフィルタはノイズを低減する。
  3. 腸内ガスの移動がアーチファクトになる。
  4. アーチファクトの補正にリマスキングがある。
  5. I.I.の入力視野が小さいほど被ばく線量は少ない。

解説

リスマスキング:体動や腸内ガスなどの補正に用いられる
I.I.の入力視野が小さい → 輝度が低い → 被ばく線量が多くなる

答え 5

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