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第66回診療放射線技師国家試験を解説#AM31~35

午前 問31

拡散強調画像について誤っているのはどれか。

  1. 見かけの拡散係数が得られる。
  2. b値はMPGパルスの間隔を示す。
  3. 急性期脳梗塞の診断に用いられる。
  4. 撮影には一般的にEPI法が用いられる。
  5. 組織の水分子のブラウン運動の大きさを画像化する。

解説

b値はMPGパルスの強さを示す

答え 2

午前 問32

MRI造影剤について誤っているのはどれか。

  1. SPIOは陰性造影剤として用いられる。
  2. 塩化マンガン四水和物はMRCPに用いられる。 
  3. クエン酸鉄アンモニウムはリンパ系造影剤である。
  4. Gd – DTPAは気管支喘息の患者には原則禁忌である。
  5. Gd – EOB – DTPAは肝細胞に特異的に取り込まれる。

解説

クエン酸鉄アンモニウムは経口摂取し、消化管の造影や胆道膵管撮影時の陰性造影剤として用いる

答え 3

午前 問33

MRCPで高信号に描出されるのはどれか。2つ選べ

  1. 脂肪
  2. 膵液
  3. 胆石
  4. 腹水
  5. 肝実質

解説

MRCPは水成分を強調した撮像法

答え 2,4

午前 問34

CHESS法による脂肪抑制MRIで誤っているのはどれか。

  1. 低磁場装置に適している。
  2. 選択的脂肪抑制パルスを付加する。
  3. 水と脂肪のケミカルシフトを利用する。
  4. 脂肪抑制効果は静磁場の均一性に依存する。
  5. FOVが大きいと効果が不均一になりやすい。

解説

化学シフト現象を利用している→高磁場装置に適している

答え 1

午前 問35

MRI造影剤で経口投与するのはどれか。2つ選べ

  1. Gd – DTPA
  2. Gd – EOB – DTPA
  3. 塩化マンガン四水和物
  4. クエン酸鉄アンモニウム
  5. 超常磁性酸化鉄コロイド製剤

答え 3,4

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