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第66回診療放射線技師国家試験を解説#AM36~40

午前 問36

ファンクショナルMRIで正しいのはどれか。

  1. 造影剤を使用する。
  2. データ取得に SE 法を用いる。
  3. データ処理に最大値投影法を用いる。
  4. 運動野を描出するために光刺激を行う。
  5. 脳の活動に伴う血流変化を画像化している。

解説

ファンクショナルMRI
 造影剤を使用せずに脳の血流動態を観察する方法
 EPI法によるボールド効果を利用した撮像法

答え 5

午前 問37

超音波像のアーチファクトとその原因の組合せで正しいのはどれか。

  1. 外側陰影         屈折
  2. 鏡面現象         エリアシング
  3. 多重反射         温度効果
  4. サイドローブ       干渉
  5. 後方エコー増強      全反射

解説

答え 1

午前 問38

超音波像で境界明瞭な無エコー領域として描出されるのはどれか。

  1. 肝硬変
  2. 肝囊胞
  3. 肝膿瘍
  4. 脂肪肝
  5. 肝血管腫

解説

肝のう胞:無エコー・後方エコー増強
肝血管腫:カメレオンサイン
脂肪肝:肝腎コントラスト
肝細胞がん:モザイクパターン
転移性肝がん:ブルズアイサイン

など、病変とその特徴は覚えておきましょう

答え 2

午前 問39

無散瞳眼底写真撮影で正しいのはどれか。

  1. 両眼の眼底を撮影する。
  2. 撮影は前もって縮瞳させた状態で行う。
  3. 撮影開始前に眼圧の測定を必要とする。
  4. 黄斑部と視神経乳頭とを重ねて撮影する。
  5. 撮影時はまばたきをするように指示する。

解説

答え 1

午前 問40

頭部MRA正面像を示す。
矢印で示す脳動脈瘤が存在するのはどれか。

  1. 椎骨動脈
  2. 内頸動脈
  3. 脳底動脈
  4. 前大脳動脈
  5. 中大脳動脈

解説

椎骨動脈が合流した脳底動脈に瘤が存在している

答え 3

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