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第66回診療放射線技師国家試験を解説#AM56~60

午前 問56

PET 装置で誤っているのはどれか。

  1. 68Ge –68Ga は吸収補正用の外部線源として用いられる。
  2. 陽電子の飛程が長い核種で得られる画像の空間分解能は高い。
  3. 多数の結晶に複数の光電子増倍管を配列したブロック検出器を用いる。
  4. 同時計数には真の同時計数、偶発同時計数および散乱同時計数がある。
  5. 真の同時計数は数え落としがないとすると放射能濃度に比例して大きくなる。

解説

陽電子の飛程が長いほど集積部分から離れたところで対消滅がおこるため空間分解能は低い

答え 2

午前 問57

シンチグラム上で数cmの円形欠損像が生じた。
原因として考えられるのはどれか。

  1. 収集カウント過剰
  2. シンチレータの破損
  3. 光電子増倍管の不良
  4. 不適当なコリメータ装着
  5. 不適当なエネルギー設定

解説

答え 3

午前 問58

SPECTの画質評価の項目で誤っているのはどれか。

  1. 計数損失
  2. 不均一性
  3. 位置依存性
  4. 空間分解能
  5. スライス厚

解説

答え 1 or 3 or 5

午前 問59

10時に200MBqであった18F – FDGの全量を10時55分に患者に投与した。11時50分に撮影を開始し、13時40分に解析を行ったところ、病巣部の放射能測定値は12,000 Bq/cm3であった。
SUV値はどれか。
ただし、患者は身長150cm、体重50kgとし、人体の密度を1g/cm318Fの物理的半減期を110分とする。

  1. 3
  2. 6
  3. 9
  4. 30
  5. 60

解説

SUV = 12000 / (100 / 50000)

答え 2

午前 問60

心筋血流と心機能の同時評価を行うのに適する放射性医薬品と収集法の組合せで正しいのはどれか。

  1. 99mTc – PYP         動態プラナー撮影
  2. 99mTc – MIBI         心電図同期SPECT
  3. 99mTc – tetrofosmin      呼吸同期SPECT
  4. 123I – MIBG          心電図同期SPECT
  5. 123I – BMIPP          動態プラナー撮影

解説

答え 2

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