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第66回診療放射線技師国家試験を解説#PM56~60

午後 問56

半導体について正しいのはどれか。

  1. 室温中のドナー原子は負イオンになる。
  2. 真性半導体のフェルミ準位は伝導帯に位置する。
  3. フェルミ準位が禁制帯の上方に位置するほど正孔は多い。
  4. pn接合の熱平衡状態では各領域のフェルミ準位は一致する。
  5. pn接合の逆方向バイアスでは多数キャリアが接合面を通過する。

解説

答え 4

午後 問57

オペレーションアンプ回路を図に示す。
出力電圧 Vo[V]で正しいのはどれか。

  1. -6.0
  2. -3.0
  3. -2.7
  4. 3.0
  5. 6.0

解説

回路図は加算器と非反転増幅器がつながっている
加算器は V = -20000 ( 0.1/10000 + 0.2/10000)= -0.6
よって非反転増幅器は V =( 1 + 9/1 )× -0.6

答え 1

午後 問58

荷電粒子線による吸収線量を算出するための物理量はどれか。2つ選べ

  1. フルエンス
  2. 質量衝突阻止能
  3. エネルギーフルエンス
  4. 質量エネルギー吸収係数
  5. 質量エネルギー転移係数

解説

フルエンスと質量衝突阻止能の積で算出する

答え 1,2

午後 問59

照射線量Xを表す式はどれか。
ただし、Ψは光子のエネルギーフルエンス、μtr /ρは空気に対する質量エネルギー転移係数、μen /ρは空気に対する質量エネルギー吸収係数、μ/ρは空気に対する質量減弱係数、Wは空気中で1イオン対を作るのに必要なエネルギー、eは素電荷とする。

答え 5

午後 問60

物理量と単位の組合せで誤っているのはどれか。

  1. カーマ          J kg-1
  2. 阻止能          J m-1
  3. 放射能          s-1
  4. 吸収線量率       Gy s-1
  5. 質量減弱係数       J m2kg-1

解説

質量減弱係数の単位はm2kg-1

答え 5

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