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第66回診療放射線技師国家試験を解説#PM96~102

午後 問96

エックス線装置の届出で医療法施行規則に規定されていないのはどれか。

  1. 放射線診療従事者の数
  2. エックス線装置の型式及び台数
  3. 障害防止に関する予防措置の概要
  4. 病院または診療所の名称及び所在地
  5. エックス線高電圧発生装置の定格出力

答え 1

午後 問97

医療法施行規則で定める場所と実効線量限度の組合せで正しいのはどれか。

  1. 一般病室               250μSv/3月
  2. 病院の居住区域            1mSv/年
  3. 管理区域の境界            1mSv/3月
  4. 病院の敷地の境界           250μSv/3月
  5. 放射線治療病室の画壁の外側      1.3mSv/週

解説

答え 4

午後 問98

放射線障害防止法における放射線業務従事者の健康診断で規定されているのはどれか。2つ選べ

  1. 健康診断の結果は電磁方法により最長3年間保存する。
  2. 実効線量限度を超えて被ばくしたおそれがある時に行う。
  3. 管理区域に立ち入った後は6か月を超えない期間ごとに行う。
  4. 一時的に管理区域に立ち入る場合でも初めての場合には事前に行う。
  5. 放射性同位元素により皮膚の創傷面が汚染されたおそれがある時に行う。

解説

答え 2,5

午後 問99

放射線測定器と使用用途の組合せで正しいのはどれか。

  1. TLD                       個人の内部被ばく線量測定
  2. ガラス線量計                   排水中の放射性同位元素濃度測定
  3. GM 管式サーベイメータ              X線診療室の漏洩線量測定
  4. 電離箱式サーベイメータ              管理区域床面の表面汚染測定
  5. NaI(Tl)シンチレーション式サーベイメータ      環境の空間線量率測定

解説

答え 5 

午後 問100

100MBqの18F線源から2m離れた地点で毎回15分間、年間80回の18F-FDG腫瘍PETを行った従事者の年間被ばく線量[μSv]に最も近いのはどれか。
ただし、18Fの実効線量率定数は、0.14μSv・m2・MBq-1・h-1とする。

  1. 7
  2. 56
  3. 70
  4. 140
  5. 280

解説

0.14 × 100 ×(1/22)×(15/60)× 80

答え 3

午後 問101

非密封線源の安全管理と取扱いについて正しいのはどれか。

  1. 除染処理は汚染箇所の外側から中心部に向けて行う。
  2. 管理区域内の床面や壁は液体が浸透しやすい材質とする。
  3. ポリエチレンろ紙はポリエチレン側が上側になるように敷く。
  4. 管理区域内では放射性核種を取り扱っていなければ飲食をしてもよい。
  5. ハンドフットクロスモニタ使用時にはスリッパを脱いで汚染の有無を確認する。

解説

答え 1

午後 問102

在宅医療におけるX線撮影で正しいのはどれか。

  1. 歯科用X線撮影は行わない。
  2. 脱臼整復のためX線透視を行う。
  3. 可搬形装置のため保守管理の必要はない。
  4. 撮影時に家族は患者から1m離れて待機する。
  5. 撮影者は0.25mm鉛当量の防護衣を着用する。

解説

答え 5

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