第68回診療放射線技師国家試験を解説#AM1~5

午前 問1

原子番号がZ、質量数がAの核種について、放射性壊変の形式と壊変によるZとAの変化との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ

  1. α壊変           Z,A 
  2. β+壊変          Z-1,A 
  3. β壊変          Z+1,A 
  4. 核異性体転移       Z-1,A 
  5. 軌道電子捕獲       Z-2,A – 4 

解説

  • α壊変           Z-2,A-4
  • β+壊変          Z-1,A 
  • β壊変          Z+1,A 
  • 核異性体転移       Z,A 
  • 軌道電子捕獲       Z,A 

答え 2,3

午前 問2

99Mo-99mTcジェネレータで正しいのはどれか。2つ選べ。 

  1. 永続平衡が成立する。 
  2. ミルキングによって99Moが溶出する。 
  3. 吸着剤として陽イオン交換樹脂を用いる。 
  4. ジェネレータ内で娘核種の放射能は極大値を示す。 
  5. 放射平衡に達すると親核種と娘核種の放射能比は一定となる。 

解説

  • 過渡平衡が成立
  • ミルキングによって99mTcが溶出
  • 吸着剤として酸化アルミニウム(アルミナ)を用いる

答え 4,5

午前 問3

放射化学分離で正しいのはどれか。 

  1. ラジオコロイドはイオン交換樹脂に吸着する。 
  2. 保持担体は目的以外の放射性核種を溶液から除く役割をする。 
  3. スカベンジャは共存する放射性核種を溶液に残す役割をする。 
  4. 比放射能は元素または化合物の単位容積当たりの放射能である。 
  5. 共沈法では目的放射性核種に類似する化学的性質の非同位体担体を用いる。 

解説

  • ラジオコロイドはイオン交換樹脂に吸着せず、ろ紙などに吸着する
  • スカベンジャは目的以外の放射性核種を溶液から除く役割
  • 保持担体は共存する放射性核種を溶液に残す役割
  • 比放射能は放射性核種の単位質量当たりの放射能 

答え 5

午前 問4

PET薬剤の合成で正しいのはどれか。 

  1. 17Oを用いて標識化合物の合成を行う。 
  2. 15Oは標識化合物の合成が不可能である。 
  3. 18F-FDGはフルクトースの誘導体である。 
  4. 標識合成は短時間で効率良く行わなければならない。 
  5. 18F-FDGの合成方法には18Oイオンを用いるイオン法がある。 

解説

  • 15O、18F、11C、13Nを用いる 
  • 15Oは標識化合物の合成が可能
  • 18F-FDGはグルコースの誘導体
  • 18F-FDGの合成方法には18Fイオンを用いるフッ素イオン法 

答え 4

午前 問5

インバータ式X線装置で正しいのはどれか。2つ選べ。 

  1. インバータ周波数が高いほど高電圧変圧器の鉄損が減少する。 
  2. 電源周期と無関係にX線を発生および遮断することができる。 
  3. 直列共振回路で流れる電流は共振周波数をピークとした山形となる。 
  4. DC-DCコンバータは非共振形インバータ式X線装置には不要である。 
  5. インバータ周波数が高いほど単位時間当たりのスイッチング損失は減少する。 

解説

  • インバータ周波数が高いほど高電圧変圧器の鉄損が増加する  
  • インバータ周波数が高いほど単位時間当たりのスイッチング損失は増加する 

答え 2,3

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

CAPTCHA