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第68回診療放射線技師国家試験を解説#AM81~85

午前 問81

GM計数管で正しいのはどれか。 

  1. 不感時間がない。 
  2. 電離箱領域で動作する。 
  3. 中心電極の近傍では電界が弱い。 
  4. 出力信号は一次電離量に比例しない。 
  5. 外部消滅法は放電直後に印加電圧を上げる。 

解説

答え 4

午前 問82

高エネルギー光子線の吸収線量計測で正しいのはどれか。2つ選べ

  1. 水等価ファントムを使用することができる。 
  2. エネルギーが高くなるほど電離箱の線質変換係数は小さくなる。 
  3. 校正深でのファーマ形電離箱による測定では半径変位法を用いる。 
  4. パルス当たりの電離密度が高くなるほどイオン再結合は大きくなる。 
  5. エネルギーが高くなるほど水/空気の質量衝突阻止能比は大きくなる。 

解説

答え 2,4

午前 問83

感染症患者に対するX線撮影時の診療放射線技師の対応で正しいのはどれか。 

  1. 感染情報は撮影終了後に入手する。 
  2. 感染症患者の撮影はその日の最初に実施する。 
  3. 感染症患者の撮影時に着用した手袋は一般ゴミとして処理する。 
  4. 撮影時に空気感染の危険がある場合にはN95マスクを着用する。 
  5. ノロウイルス患者の嘔吐物が付着した補助具はエタノールで消毒する。 

解説

答え 4

午前 問84

X線撮影で被写体から発生する散乱線が増加するのはどれか。 
ただし、他の条件は一定とする。

  1. 管電流を下げる。 
  2. 管電圧を高くする。 
  3. 照射野を狭くする。 
  4. グリッドを使用する。 
  5. 被写体と検出器間の距離を長くする。 

解説

答え 2

午前 問85

X線写真を示す。 
撮影法で正しいのはどれか。 

  1. Martius〈マルチウス〉法 
  2. Stryker〈ストライカー〉法 
  3. Anthonsen〈アントンセン〉法 
  4. Caldwell〈コールドウェル〉法 
  5. Lauenstein〈ラウエンシュタイン〉法 

解説

大腿骨の骨頭・頸部・骨幹が一直線に揃っているのでラウエンシュタイン法である

答え 5

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