サイトアイコン 放射線技師の学習ブログ

第68回診療放射線技師国家試験を解説#PM36~40

午後 問36

抗悪性腫瘍薬との同時併用で放射線治療が行われるのはどれか。2つ選べ

  1. 膠芽腫 
  2. 甲状腺癌 
  3. 肺癌 
  4. 肝臓癌 
  5. 骨肉腫 

解説

肺癌、頭頸部癌、子宮頸癌、膵癌などに用いられる

答え 1,3

午後 問37

定位放射線治療[SRT〈stereotactic radiotherapy〉]で誤っているのはどれか。 

  1. 数回までの分割照射で行う。 
  2. 画像誘導放射線治療〈IGRT〉と組み合わせて行う。 
  3. 強度変調放射線治療〈IMRT〉と組み合わせて行う。 
  4. 頭頸部腫瘍では照射中心位置精度の許容範囲は2mm以下である。 
  5. 体幹部腫瘍では照射中心位置精度の許容範囲は10mm以下である。 

解説

体幹部腫瘍では照射中心位置精度の許容範囲は5mm以下

答え 5

午後 問38

強度変調放射線治療〈IMRT〉における投与線量の不確かさの要因のうち、放射線治療計画装置と関係ないのはどれか。 

  1. 不均質補正 
  2. ビームモデリング 
  3. 線量計算アルゴリズム 
  4. 低MU時のビーム特性 
  5. CT値-電子密度変換テーブル 

解説

低MU時のビーム特性は放射線治療計画装置と関係しないが、投与線量の不確かさの要因となる

答え 4

午後 問39

6MVリニアックのX線で正しいのはどれか。 

  1. 線量最大深は3cmである。 
  2. 線量指標TPR20,10は0.5である。 
  3. 平均エネルギーは6MeVである。 
  4. 連続エネルギースペクトルをもつ。 
  5. 水との主な相互作用は光電効果である。 

解説

答え 4

午後 問40

乳房温存療法で正しいのはどれか。2つ選べ。 

  1. 接線照射を行う。 
  2. 10MVのX線を使用する。 
  3. 照射野前縁に乳頭を含めない。 
  4. 断端陽性部への電子線追加照射をする。 
  5. 標準的な線量時間配分は70Gy/35分割/7週である。 

解説

答え 1,4

モバイルバージョンを終了