もくじ
午前 問81
放射線検出器でMg2SiO4:Tbを用いるのはどれか。
- 半導体検出器
- 蛍光ガラス線量計
- 熱ルミネセンス線量計
- シンチレーション検出器
- 光刺激ルミネセンス線量計
解説
Mg2SiO4:Tbは高感度でフェーディングがほとんどなく、応答の直線領域が長い
答え 3
午前 問82
ゲルマニウム検出器のγ線エネルギー校正で、500keVと1,000keVの光電ピークのチャネルが900と1,900であった。
光電ピークが1,300チャネルである未知核種のエネルギー値[keV]はどれか。
ただし、エネルギー校正曲線は直線近似できるものとする。
- 600
- 650
- 700
- 750
- 800
解説
900x + a = 500、1900x + a = 1000とすると x = 0.5、a = 50となる
E = 1300 × 0.5 + 50 = 700
答え 3
午前 問83
IVRにおける診療放射線技師の対応として正しいのはどれか。
- 腹腔動脈を自由呼吸下で撮影した。
- 清潔野に素手で触れた器具を置いた。
- 術者の被ばく線量を面積線量計で評価した。
- 含鉛アクリル板をできる限りX線管に近づけて設置した。
- ヨード造影剤を投与前に36℃程度まで加温して使用した。
解説
- 腹腔動脈は息止して撮影する
- 清潔野の器具を素手で触れてはいけない
- 術者の被ばく線量は個人被ばく線量計で評価する
- 面積線量計は患者の被ばく線量評価に用いる
- 含鉛アクリル板をできる限り被写体に近づけて設置する
- ヨード造影剤を投与前に36℃程度まで加温して粘稠度を下げる
答え 5
午前 問84
X線撮影用グリッドの使用で正しいのはどれか。
- 被ばく線量が低下する。
- 乳房拡大撮影で使用する。
- 検出器に入る散乱線が増加する。
- 画像のコントラストが向上する。
- 管電流の大きさに応じてグリッド比を変える。
解説
- 被ばく線量が増加する
- 乳房拡大撮影で使用しない
- 検出器に入る散乱線が減少する
- 管電圧の大きさに応じてグリッド比を変える
答え 4
午前 問85
側臥位胸部正面X線撮影が診断に最も有用なのはどれか。
- 胸水
- 胸骨骨折
- 鎖骨骨折
- 消化管穿孔
- 気管支異物
解説
側臥位胸部正面X線撮影(デクビタス)は胸水の診断に有用
答え 1