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第69回診療放射線技師国家試験を解説#AM86~90

午前 問86

アキレス腱のX線撮影で正しいのはどれか。

  1. 拡大撮影を行う。
  2. 自重による負荷をかける。
  3. 肥厚の観察を目的とする。
  4. 水溶性ヨード造影剤を使用する。
  5. 120kV程度の高管電圧で撮影する。

解説

アキレス腱X線撮影は家族性高コレステロール血症(FH)の診断に用いられる。肥厚の計測をおこなうため、側位で低管電圧撮影をする。

答え 3

午前 問87

X線CTの部分体積効果で正しいのはどれか。

  1. 臓器の辺縁が不明瞭になる。
  2. 微小な構造物の描出に役立つ。
  3. 管電流を大きくすることで低減する。
  4. スライス厚を厚くすることで低減する。
  5. リング状アーチファクトの原因になる。

解説

部分体積効果はボクセル内に複数の組織が含まれている場合、それらの組織のCT値の平均した値がピクセルのCT値となること。スライス厚を薄くすることで低減できる。

答え 1

午前 問88

肝臓の造影CTで正しいのはどれか。

  1. 検査前の食事制限は必要ない。
  2. 一度の息止めで多時相を撮影する。
  3. 消化管造影の直後に行っても問題ない。
  4. 造影剤を30〜60分程度かけて点滴する。
  5. 検査前に推算糸球体濾過量〈eGFR〉を確認する。

解説

答え 5

午前 問89

右手X線撮影PA像の部分像を示す。
舟状骨はどれか。

  1. A
  2. B
  3. C
  4. D
  5. E

解説

答え 4

午前 問90

腫瘤性病変を含む乳房のX線写真を示す。
正しいのはどれか。

  1. 頭尾方向撮影である。
  2. 腫瘤濃度は高濃度である。
  3. 腫瘤辺縁は境界明瞭である。
  4. 乳房の構成は高濃度である。
  5. 腫瘤占拠部位はX領域である。

解説

答え 2

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