もくじ
午後 問11
MRIにおいてSN比が上昇するのはどれか。
- TRを短くする。
- TEを長くする。
- 加算回数を増やす。
- スライスを薄くする。
- パラレルイメージングを併用する。
解説
SN比はスライスを厚くする、加算回数を増やす、バンド幅を狭くする等で上昇する
答え 3
午後 問12
MRIにおける傾斜磁場について正しいのはどれか。
- スリューレートの単位はT・m-1である。
- 最大傾斜磁場の単位はT・m-1・s-1である。
- 傾斜磁場コイルはRFコイルと兼用することができる。
- 傾斜磁場コイルは静磁場コイルの外側に配置されている。
- 傾斜磁場コイルはx、y、zのそれぞれの方向に必要である。
解説
- スリューレートの単位はT・s・m-1
- 最大傾斜磁場の単位はT・m-1
- 傾斜磁場コイルはRFコイルと兼用することができない
- 傾斜磁場コイルは静磁場コイルの内側に配置されている
答え 5
午後 問13
Doppler〈ドプラ〉法において、送信周波数5MHz、ドプラシフト周波数1kHz、音速1,500m/s、超音波入射方向と血管走行方向のなす角度が60度のときの血流速度[cm/s]はどれか。
- 10
- 20
- 30
- 40
- 50
解説
V = c / 2cosθ × fd / fout = 1500 × 102 / (2 × 0.5) × 1 × 103 / (5 × 106) = 30
答え 3
午後 問14
JISで定められた不変性試験項目のうち、X線CT装置と磁気共鳴画像診断装置の両方で行うのはどれか。2つ選べ。
- スライス厚
- 空間分解能
- 信号ノイズ比
- 幾何学的ひずみ
- 患者位置決め精度
解説
MRIの不変性試験
幾何学的歪み、空間分解能、スライス厚、スライスプロファイル、均一性、信号ノイズ比
CTの不変性試験
空間分解能、ノイズ・均一性、平均CT値、線量、患者支持台の位置決め、スライス厚
答え 1,2
午後 問15
MRIの高速スピンエコー法で正しいのはどれか。
- エコートレイン数を大きくするとMT効果は減る。
- エコートレイン数よりも再収束パルス数は多くなる。
- エコートレイン数を大きくすると撮影時間が短くなる。
- エコートレイン数を大きくするとブラーリングは減る。
- エコートレイン数と周波数エンコード数は同数である。
解説
- エコートレイン数を大きくするとMT効果は増加する
- エコートレイン数と再収束パルス数は同じ
- エコートレイン数を大きくするとブラーリングは増加する
- エコートレイン数と周波数エンコード数に関係はない
答え 3