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第69回診療放射線技師国家試験を解説#PM36~40

午後 問36

前立腺癌の予後と最も関係が深いのはどれか。

  1. 年齢
  2. 全身状態
  3. 前立腺容積
  4. 前立腺肥大の既往
  5. Gleason〈グリソン〉スコア

解説

グリソンスコアは生検で採取したがん組織の悪性度の点数で、癌の予後と関係が深い

答え 5

午後 問37

永久刺入用密封小線源はどれか。2つ選べ

  1. 60Co
  2. 125I
  3. 137Cs
  4. 192Ir
  5. 198Au

解説

早期の前立腺癌治療に125I、舌癌などに198Auが用いられる

答え 2,5

午後 問38

標準計測法12に基づく光子線の校正点吸収線量測定で正しいのはどれか。2つ選べ

  1. ファーマ形電離箱が用いられる。
  2. 校正深は電離箱の実効中心とする。
  3. 校正深はエネルギーが高くなるほど深くなる。
  4. 線質はTPR(20,10)/TPR(10,10)で決定される。
  5. エネルギーが高くなるほど線質変換係数は大きくなる。

解説

答え 1,4

午後 問39

標準計測法12に基づく電子線の水吸収線量計測の基準条件で正しいのはどれか。
ただし、R50は線量半価深である。

  1. SSDは90cmである。
  2. 照射野は5cm×5cmである。
  3. 校正深は電離箱の幾何学的中心とする。
  4. 校正深は(0.6R50-0.1)g・cm-2である。
  5. R50≧4g・cm-2では固体ファントムを使用する。

解説

答え 4

午後 問40

SAD法一門照射、照射野10cm×10cmで、100MUを照射したときの基準点吸収線量は102cGyであった。
200MUを照射した場合のビーム軸上の深さd、照射野Aでの吸収線量[cGy]に最も近いのはどれか。
ただし、TPR(d,A) = 0.80、OPF(A)=0.98とする。

  1. 80
  2. 125
  3. 130
  4. 160
  5. 260

解説

2 × 102 ×0.98 × 0.8 ≒ 160

答え 4

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