もくじ
午後 問71
X線の波動性を示す現象はどれか。2つ選べ。
- 光電効果
- 光核反応
- Bragg〈ブラッグ〉反射
- Rayleigh〈レイリー〉散乱
- Compton〈コンプトン〉効果
解説
波の性質を持つということは、反射や回折を起こすということになる
光電効果やコンプトン効果は光の粒子性を示す
答え 3,4
午後 問72
電子と物質との相互作用で正しいのはどれか。
- 原子番号が大きいほど質量衝突阻止能は大きい。
- 原子番号が大きいほど質量放射阻止能は大きい。
- 原子番号が大きいほど弾性散乱の断面積は小さい。
- エネルギーが大きいほど質量放射阻止能は小さい。
- エネルギーが大きいほど弾性散乱の断面積は大きい。
解説
- 原子番号にほとんど依存しない
- 原子番号と質量放射阻止能はほぼ比例する
- 原子番号が大きいほど弾性散乱の断面積は大きい
- エネルギーが大きいほど質量放射阻止能は大きい
- エネルギーが大きいほど弾性散乱の断面積は小さい
答え 2
午後 問73
中性子の弾性散乱で反跳核のエネルギーが最も大きいのはどれか。
- 1H
- 12C
- 112Cd
- 208Pb
- 238U
解説
- 中性子の質量数が1なので、原子核の質量数も1に近いとき原子核の反跳エネルギーは最大になる
- 中性子の散乱する角度が180°になったとき原子核の反跳エネルギーは最大になる
答え 1
午後 問74
90度RFパルス照射100ms後に横磁化が50%まで減衰する核磁気共鳴現象を起こす試料がある。
この試料の横緩和時間[ms]に最も近いのはどれか。
ただし、loge2=0.693とする。
- 34.7
- 69.3
- 72.2
- 144.3
- 288.6
解説
0.5 = e-100/T
loge2 = 100 / T
T ≒ 144.3
答え 4
午後 問75
コンデンサ回路を図に示す。
この回路について正しいのはどれか。2つ選べ。
ただし、C1の電荷は12μCとする。
- 合成容量は0.8μFである。
- C2にかかる電圧は8Vである。
- C2に蓄えられる電荷は12μCである。
- C1にかかる電圧はC2より低い。
- Eは8Vである。
解説
1 / C = 1 / C1 + 1 / C2 より C = 1.5[μF]
C1とC2が直列であるためC2の電荷も12μC
Q2 = C2V2 から V2 = 2[V]
Q1 = C1V1 から V1 = 6[V]
直列回路であるので V = V1 + V2 = 8[V]
答え 3,5