もくじ
午前 問31
脳血流SPECTで行われる画像統計解析で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 投影データを用いて解析する。
- 全年齢で共通の正常データベースを用いる。
- 脳の部位ごとに正常データベースと比較する。
- 放射性医薬品ごとに異なる正常データベースを用いる。
- Alzheimer〈アルツハイマー〉型認知症の診断では有用性が低い。
解説
- 患者自身の画像と健常者のサンプルデータを用いて解析する
- 患者と同年齢の正常データベースを用いる
- アルツハイマー型認知症の診断で有用
答え 3,4
午前 問32
肺血流シンチグラフィで正しいのはどれか。
- 99mTc-PYPを用いる。
- 気管支動脈血流を評価できる。
- 右左シャントのある患者には禁忌である。
- 放射性医薬品投与時に患者は息止めが必要である。
- 放射性医薬品投与時の体位によって集積の分布が異なる。
解説
- 99mTc-MAAを用いる
- 気管支動脈血流の評価はできない
- 右左シャントのある患者にも可能
- 放射性医薬品投与時に患者の息止めは不要
答え 5
午前 問33
放射性医薬品を投与後、経時的に撮影された腹部前面像を示す。
使用された放射性医薬品はどれか。
- 99mTc-スズコロイド
- 99mTc-フチン酸
- 99mTc-GSA
- 99mTc-PMT
- 99mTc-tetrofosmin
解説
時間経過とともに肝臓から胆嚢へと集積が移動しているのがわかるので肝胆道シンチグラフィの99mTc-PMTとなる
答え 4
午前 問34
骨シンチグラフィで正しいのはどれか。
- 撮影開始の直前に排尿を行う。
- 健常人では肝臓に集積を認める。
- 放射性医薬品投与30分後に撮影を開始する。
- 単純X線写真で同定困難な骨折は描出できない。
- 全身の撮影にSPECT検査を追加する意義は乏しい。
解説
- 肝臓に集積しない
- 放射性医薬品投与3時間後に撮影を開始する
- 単純X線写真で同定困難な骨折も描出ができる
- 全身の撮影にはSPECT検査の追加が有用となる
答え 1
午前 問35
がんの放射線治療で予後と関連性が最も低いのはどれか。
- 細胞の分化度
- 腫瘍の大きさ
- 皮膚反応の程度
- リンパ節転移の有無
- 患者のPS〈全身状態〉
解説
選択肢3以外は予後に大きく関係する
答え 3