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第70回診療放射線技師国家試験を解説#PM16~20

午後 問16

TOF法によるMRAで正しいのはどれか。

  1. 血流の速度が測定できる。
  2. 基本となるシーケンスはGRE法である。
  3. 撮影断面に対して平行に走行する血管の描出に優れている。
  4. 血流によるスピンの位相シフト効果を利用して血管を描出する。
  5. MT〈magnetization transfer〉パルスを用いるのは周囲脂肪組織の信号を抑制するためである。

解説

答え 2

午後 問17

MRCP像を示す。
正しいのはどれか。

  1. phase contrast法を用いている。
  2. 膵胆管の描出に陽性造影剤が使用されている。
  3. 腸管信号の抑制に陰性造影剤が使用されている。
  4. MinIP〈minimum intensity projection〉が使用されている。
  5. 内視鏡的逆行性胆管膵管造影検査〈ERCP〉と比べて侵襲的である。

解説

答え 3

午後 問18

MRI造影剤について正しいのはどれか。2つ選べ

  1. 細胞外液性造影剤の血中半減期は約24時間である。
  2. 腎性全身性線維症はGd製剤の重篤な副作用である。
  3. 経口消化管陰性造影剤であるMn製剤は腎臓から排泄される。
  4. 肝特異性造影剤Gd-EOB-DTPAは細胞外液腔には分布しない。
  5. 超常磁性酸化鉄〈SPIO〉製剤は腎機能障害があっても使用できる。

解説

答え 2,5

午後 問19

脊椎MRIについて正しいのはどれか。

  1. 横断像はz軸に垂直に撮影する。
  2. 脳脊髄液はT2強調像で低信号を呈する。
  3. 脊椎のレベルは冠状断像で決定しやすい。
  4. MRミエログラフィは脊髄腔に造影剤を注入後撮影する。
  5. 腹側臓器からのアーチファクト低減には前飽和パルスが有用である。

解説

答え 5

午後 問20

心筋評価のための心臓MRIで有用でないのはどれか。

  1. シネ撮影
  2. タギング
  3. 遅延造影
  4. 拡散強調像
  5. 脂肪抑制T2強調像

解説

答え 4

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