もくじ
午後 問31
副腎髄質シンチグラフィで正しいのはどれか。2つ選べ。
- 99mTc-MIBIを用いる。
- デキサメタゾン負荷が行われる。
- 正常像では心筋の描出が認められる。
- 放射性医薬品投与24時間後に撮影する。
- Cushing〈クッシング〉症候群の診断に用いられる。
解説
- 123I-MIBIを用いる。
- デキサメタゾン負荷は副腎皮質シンチグラフィで用いられる
- クッシング症候群の診断は副腎皮質シンチグラフィで用いられる
答え 3,4
午後 問32
唾液腺シンチグラフィで正しいのはどれか。
- 99mTcO4–を用いる。
- 耳下腺癌が陽性描画される。
- アデノシン負荷が行われる。
- 中エネルギーコリメータを使用する。
- 放射性医薬品投与6時間後に撮影する。
解説
- 耳下腺癌では正常耳下腺よりも集積が低下する
- レモン果汁等で唾液分泌促進負荷が行われる
- 低エネルギーコリメータを使用する
- 放射性医薬品投与30分かけて経時的に撮影する
答え 1
午後 問33
腎臓の核医学検査で正しいのはどれか。
- 99mTc-DMSAを用いる検査では利尿剤による負荷をかける。
- 99mTc-DTPAを用いる検査では腎血漿流量を算出する。
- 99mTc-DTPAを用いる検査では前処置として食事制限を行う。
- 99mTc-MAGを用いる検査では前処置として水分摂取制限を行う。
- 99mTc-MAG3を用いる検査では排泄の指標としてTmaxを算出する。
解説
- 99mTc-DTPA、99mTc-MAG3を用いる検査では利尿剤による負荷をかける
- 99mTc-MAG3を用いる検査では腎血漿流量を算出する
- 99mTc-DTPAを用いる検査では前処置として食事制限は必要ない
- 99mTc-MAG3を用いる検査では前処置として排尿を行う
答え 5
午後 問34
ガリウムシンチグラフィで正しいのはどれか。
- 早期胃癌の診断に有用である。
- 正常でも大腸がしばしば描出される。
- 前処置としてカフェイン摂取制限を行う。
- 使用される放射性核種の半減期は約8日である。
- 初回の撮影は放射性医薬品投与約15分後に行う。
解説
- 悪性腫瘍・炎症性疾患の診断に有用である
- 前処置として摂取制限は無いが、前日夜から下剤を投与する
- ガリウムの半減期は約78時間である
- 初回の撮影は放射性医薬品投与約2~3日後に行う
答え 2
午後 問35(修正問題)
陽子サイクロトロンについて正しいのはどれか。3つ選べ。
- 加速高周波数を変化させる。
- 加速エネルギーは可変である。
- 取り出しビームは連続である。
- 加速軌道半径は一定である。
- ホウ素中性子捕捉療法に用いられる。
解説
- 旋回に同期した高周波電界で加速する
- 加速軌道半径により加速エネルギーは変化する
答え 2,3,5