もくじ
午後 問6
X線撮影において被検者の被ばく線量低減に効果がないのはどれか。
- 高感度増感紙を用いる。
- SIDは1m以上にする。
- 固定式グリッドを用いる。
- 付加フィルタを薄くする。
- 可動絞りで照射野を絞り込む。
解説
付加フィルタが薄くなると透過してくるX線量が増える
固定式グリッドを用いると被ばく低減となるのは、おそらく移動式グリッドと比較した場合と思われる
答え 4
午後 問7
インバータ式X線高電圧装置の特徴について正しいのはどれか。2つ選べ。
- 管電圧リプル百分率は13.4%である。
- 管電圧の立ち下がり時間が短縮される。
- 変圧器の大きさはインバータ周波数に比例する。
- インバータ周波数が大きいほど電磁障害対策の必要性が高い。
- 電源位相に関係なくX線を発生および遮断することができる。
解説
- リプル百分率13.4%は3相6ピーク、3.4%は3相12ピーク
- 管電圧の立ち下がり時間は変わらないはず?(間違ってたら教えてください)
- インバータ周波数が大きいと変圧器は小型化できる
答え 4,5
午後 問8
散乱線除去グリッドの物理的特性で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 管電圧が低いほど選択度は小さくなる。
- グリッド密度が高いほど選択度は小さくなる。
- グリッド比が大きいほど選択度は小さくなる。
- グリッド密度が高いほど露出倍数は小さくなる。
- グリッド比が大きいほど露出倍数は小さくなる。
解説
- 管電圧が低い → 散乱線が減少 → 選択度が大きくなる
- グリッド比が大きい → 散乱線透過率が低い → 選択度は大きくなる
- グリッド比が大きい → 全X線透過率が低い → 露出倍数は大きくなる
答え 2,4
午後 問9
歯科領域で使用される X 線撮影装置について正しいのはどれか。2つ選べ。
- 頭部規格撮影は2倍拡大撮影である。
- 歯科用パノラマX線撮影ではスリットが用いられる。
- 口内法撮影装置の照射筒端部の直径は8cm以上である。
- 口内法撮影装置にはインバータ式高電圧装置を搭載した装置がある。
- コーンビームCTの最小ボクセルサイズは1×1×1mm3程度である。
解説
- 頭部規格撮影は1.1倍拡大撮影である
- 口内法撮影装置の照射筒端部の直径は6cm以下
- コーンビームCTの最小ボクセルサイズは0.1×0.1×0.1mm3程度である
答え 2,4
午後 問10
X線CTのアーチファクトはどれか。2つ選べ。
- リング
- クロストーク
- ケミカルシフト
- サセプタビリティ
- ビームハードニング
解説
クロストーク、ケミカルシフト、サセプタビリティはMRIアーチファクト
答え 1,5