もくじ
午後 問66
α/β=10Gyの腫瘍細胞に対し、1回2Gyで25回照射した場合のBED〈biologically equivalent dose〉［Gy］はどれか。
- 50
- 60
- 105
- 125
- 300
解説
25 × 2 × (1 + 2/10 ) = 60
答え 2
午後 問67
放射線治療の有害事象で正しいのはどれか。
- 脱毛は治療終了後6か月程度に多い。
- 脳浮腫は治療開始後早期から認められる。
- 放射線宿酔は治療開始後3週以降に多い。
- 放射線脊髄症は治療終了後3か月以内に多い。
- 放射線肺臓炎は治療終了後6か月以降に多い。
解説
- 脱毛は2～6週程度
- 放射線宿酔は治療開始後2～3時間以降に認められる
- 放射線脊髄症は治療終了後6か月以降に多い
- 放射線肺臓炎は治療終了後6か月以内に多い
答え 2
午後 問68
ヒトの胎児被ばくで奇形を生じやすい受精からの時期はどれか。
- 0〜9日
- 3〜8週
- 8〜15週
- 15〜25週
- 25週以降
解説
赤ちゃんの体が形成される器官形成期（3〜8週）に被ばくすると奇形が生じやすい
答え 2
午後 問69
培養細胞へ等しい線量のX線を照射するとき、殺細胞効果が最も高いのはどれか。
- 分割照射を行う。
- 低線量率照射を行う。
- 照射時に42℃に加温する。
- 照射時に低酸素状態にする。
- 照射後に24時間の低栄養状態にする。
解説
- 高線量率照射を行う
- 照射時に加温する
- 照射時に高酸素状態にする
答え 3
午後 問70
中性子について正しいのはどれか。
- β+壊変で陽子に変わる。
- 光核反応にしきいエネルギーはない。
- 速中性子の遮へいには鉛が有効である。
- 速度が大きいほど中性子捕獲反応が生じやすい。
- 熱中性子の最頻の運動エネルギーは約0.025eVである。
解説
- β－壊変で陽子に変わる
- 光核反応は高エネルギーで生じる
- 速中性子の遮へいには水・パラフィンが有効
- 速度が遅いほど中性子捕獲反応が生じやすい
答え 5