もくじ
午前 問11
CTの線量指標として正しいのはどれか。2つ選べ。
- CTDI
- DLP
- DRL
- EI
- ESD
解説
CTの線量指標:CTDI、DLP
DRLs(診断参考レベル)2015から2020に更新されたことにより、今後も線量指標に関する問題は問われやすいと思われる
EIは画質管理の指標
ESDは入射表面線量で一般撮影の線量指標に用いられる
答え 1,2
午前 問12
CRで正しいのはどれか。2つ選べ。
- 輝尽蛍光は電気信号に変換される。
- フェーディング現象は画質に影響しない。
- 輝尽性蛍光プレートの潜像を青紫色レーザーで読み取る。
- 読み取りのレーザービーム径は画素サイズに影響しない。
- 読み取りを終えた輝尽性蛍光プレートに白色光を与えて情報を消去する。
解説
答え 1,5
午前 問13
歯科用パノラマ断層撮影装置について正しいのはどれか。
- 撮影時間は2秒程度である。
- ヘリカル方式が使用されている。
- 撮影管電圧は 120kV の管電圧を使用する。
- 撮影可能範囲は最大 5cm × 5cm程度である。
- X 線管焦点皮膚間距離は 15cm以上必要である。
解説
実際に仕事で関わっていないと解けない難問では?
一応、消去法で答えは導けるかも?
- 撮影時間はメーカーによって差があるが、2秒は早すぎる(調べたところ、10秒程度)
- 管電圧は 60~80kV(120kVは胸部単純撮影のように骨を透過してしまう)
- 体腔管方式(現在はほとんど使われていない)と回転断層方式がある
- 歯列を一枚の画像にできるので、5cm × 5cmは狭すぎる
答え 5
午前 問14
乳房用 X線装置で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 胸壁側に陰極が配置されている。
- X 線管焦点検出器間距離は 50cm 以下である。
- X 線管の大焦点の大きさは 0.1mm 以下である。
- X 線管の放射口にはベリリウムが用いられている。
- モリブデンフィルタの厚さは 0.5mm以上である。
解説
- ヒール効果により X線強度の高い陰極側が被写体厚の厚い胸壁側となる
- SIDは 65cm程度
- 大焦点の大きさは 0.3mm程度、小焦点(拡大撮影)で 0.1mm程度
- モリブデンフィルタの厚さは 0.03mm 以上
答え 1,4
午前 問15
MRIの高速 SE法において撮影時間が短縮するのはどれか。
- エコー時間の延長
- 視野サイズの拡大
- 繰り返し時間の延長
- 再収束パルス数の増加
- 位相エンコード数の増加
解説
撮像時間=(繰り返し時間 × 位相エンコード数 × 加算回数)/ 再収束パルス数
答え 4