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第71回診療放射線技師国家試験を解説#AM26~30

午前 問26

小児の18F – FDG PETで生理的集積がみられないのはどれか。

  1. 大脳
  2. 胸腺
  3. 肝臓
  4. 腎臓

解説

18F – FDG PETは糖代謝の観察に用いられる

生理的集積
・脳
・縦隔
・筋肉
・胃や肝臓、腸管などの消化管
・腎臓や膀胱などの尿路系

答え 2

午前 問27

成人の核医学検査で投与放射能量が最も多い検査はどれか。

  1. 99mTc – HMDPを使った骨シンチグラフィ
  2. 123I – IMPを使った脳血流シンチグラフィ
  3. 201Tl – 塩化タリウムを使った腫瘍シンチグラフィ
  4. 99mTc – Sn コロイドを使ったリンパ節シンチグラフィ
  5. 131I – アドステロールを使った副腎皮質シンチグラフィ

解説

基本的にこのような問題は99mTcの投与量が多い事を覚えておけば良い

骨シンチは全体分布を観察し、リンパ節シンチは皮下注射により局所的な観察をおこなうので、99mTc – HMDPの方が投与量は多くなる

答え 1

午前 問28

放射性医薬品投与時に起こる事象で最も頻度が高いのはどれか。

  1. 嘔吐
  2. 発熱
  3. 拒絶反応
  4. 血管迷走神経反応
  5. アナフィラキシーショック

解説

日本アイソトープ協会の報告によると、2001~2003年では血管迷走神経反応が10万件あたり0.9件、アナフィラキシー反応が10万件あたり0.8件となっている

答え 4

午前 問29

111In – octreotideの撮影に最も適しているコリメータはどれか。

  1. 低エネルギー用高分解能型
  2. 低エネルギー用汎用型
  3. 中エネルギー用
  4. 高エネルギー用
  5. 超高エネルギー用

解説

コリメータエネルギー核種
低エネルギー用~160keV以下99mTc 、123I、133Xe、201Tl
低中エネルギー用~250keV以下67Ga、123I
中エネルギー用~300keV以下67Ga、111In
高エネルギー用~450keV以下131I

答え 3

午前 問30

核医学検査装置の検出器に用いられないのはどれか。

  1. BGO
  2. LYSO
  3. NaI(Tl)
  4. ZnS(Ag)
  5. CdZnTe〈CZT〉

解説

答え 4

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