第71回診療放射線技師国家試験を解説＃AM46～50

診療放射線技師国家試験の解説について

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午前　問46

真理値表を示す。

対応する論理演算はどれか。

入力A	入力B	出力
0	0	0
0	1	1
1	0	1
1	1	0

1. 論理否定
2. 否定論理積
3. 否定論理和
4. 排他的論理和
5. 否定排他的論理和

解説

AとBの入力が異なるときに出力される排他的論理和となっている

答え　4

午前　問47

医用画像について正しいのはどれか。

1. ウェーブレット変換は可逆圧縮である。
2. 標本化は画像の空間分解能に影響しない。
3. 10 bitで量子化された画像の階調数は 256である。
4. アナログ画像をデジタル化しても CADを活用できない。
5. DICOM規格はオブジェクト指向モデルに基づいている。

解説

• ウェーブレット変換は不可逆圧縮
• 10 bitで量子化された画像は 2¹⁰= 1024の階調数となる
• CAD（コンピューター支援診断）はデジタル化された画像で活用できる

答え　5

午前　問48

データ量が最も大きいのはどれか。

1. x軸方向の画素数が 1,024、y軸方向の画素数が 1,024、量子化レベル数が256の二次元デジタル画像
2. x軸方向の画素数が 1,024、y軸方向の画素数が 1,024、量子化レベル数が1,024、圧縮率が 1/2の二次元デジタル画像
3. x軸方向の画素数が 256、y軸方向の画素数が 256、量子化レベル数が 256、フレーム数が 32の二次元デジタル動画像
4. x軸方向の画素数が 256、y軸方向の画素数が 256、z軸方向の画素数が 128、量子化レベル数が 256の三次元デジタル画像
5. x軸方向の画素数が 1,024、y軸方向の画素数が 1,024、量子化レベル数が赤・緑・青それぞれ 256の二次元デジタルカラー画像

解説

データ量＝マトリックスサイズ（N_x × N_y × N_z）× 量子化数 ×（圧縮率やフレーム数など）

1. 2¹⁰×2¹⁰×2⁸＝2²⁸
2. 2¹⁰×2¹⁰×2¹⁰×2^-1＝2²⁹
3. 2⁸×2⁸×2⁸×2⁵＝2²⁹
4. 2⁸×2⁸×2⁷×2⁸＝2³¹
5. 2¹⁰×2¹⁰×2⁸×3＝2²⁸×3

答え　4

午前　問49

医療情報の安全管理の観点から正しいのはどれか。

1. 個人所有のパソコンに患者情報を保存する。
2. 他施設と電子メールで患者情報の交換を行う。
3. 電子カルテで部署共通のアカウントを使用する。
4. 不正アクセスを防止するため生体認証方式を用いる。
5. 電子カルテ端末の通信には無線 LANは使用してはならない。

答え　4

午前　問50

細胞内で ATPを産生するのはどれか。

1. 核小体
2. ゴルジ体
3. リボソーム
4. リソソーム
5. ミトコンドリア

解説

ミトコンドリアは酸素を取り込み（好気呼吸）糖を分解することでATPを生産する

答え　5