サイトアイコン 放射線技師の学習ブログ

第71回診療放射線技師国家試験を解説#AM6~10

午前 問6

シングルヘリカル CT について正しいのはどれか。

  1. コーン角を考慮した再構成法が必要である。
  2. オーバースキャニングによって被ばくが増加しやすい。
  3. 360度補間法は 180度補間法よりも実効スライス厚を薄くできる。
  4. ピッチ係数〈ピッチファクタ〉が大きいほどアーチファクトは出やすい。
  5. エリアシングの影響は画像再構成間隔をスライス厚の 1/2にすることで抑制できる。

解説

答え 4

午前 問7

散乱線除去グリッドの物理的性能でイメージ改善係数を表す式はどれか。
ただし、1次放射線透過率をTp、散乱放射線透過率をTs、全放射線透過率をTtとする。

  1. 1 / Tt
  2. Tp / Ts
  3. Tp / Tt
  4. Tp / Tt2
  5. Ts / Tt2

解説

答え 4

午前 問8

医用画像表示用モニタの品質管理で用いられる TG 18 – QC パターンを図に示す。
クロストーク要素はどれか。

解説

覚える必要は無いと思うが、興味があれば「一般社団法人日本画像医療システム工業会(JIRA)”医用モニタの受入試験、不変性試験のガイドライン”」を参考にしてみてください。

答え 1

午前 問9

三相12ピーク整流装置で、撮影管電圧 100kV、管電流 1,000mA のときの電力[kW]に最も近いのはどれか。

  1. 0.1
  2. 9.5
  3. 10
  4. 95
  5. 100

解説

W = 100 × 1000 × 10-3 × f
三相12ピークのリプル百分率は 3.4%であり、リプル百分率が 10%以下のときの f =1.0

答え 5

午前 問10

インバータ式 X 線高電圧装置で誤っているのはどれか。

  1. インバータ周波数が高いほど電力変換効率は低い。
  2. 電源インピーダンスが高いほど装置の定格出力は小さい。
  3. 高電圧ケーブルが長いほど管電圧のリプル百分率は小さい。
  4. インバータ周波数が高いほど管電圧のリプル百分率は小さい。
  5. インバータ周波数が高いほど高周波高電圧変圧器の損失は小さい。

解説

答え 5

モバイルバージョンを終了