もくじ
午前 問6
シングルヘリカル CT について正しいのはどれか。
- コーン角を考慮した再構成法が必要である。
- オーバースキャニングによって被ばくが増加しやすい。
- 360度補間法は 180度補間法よりも実効スライス厚を薄くできる。
- ピッチ係数〈ピッチファクタ〉が大きいほどアーチファクトは出やすい。
- エリアシングの影響は画像再構成間隔をスライス厚の 1/2にすることで抑制できる。
解説
- 選択肢1,2はマルチスライスCTの特徴である
- 180度補間法は360度補間法に比べて実効スライス厚の増加が少なくなる
- エリアシングの影響は画像再構成間隔をスライス厚よりも大きくすることで抑制できる
答え 4
午前 問7
散乱線除去グリッドの物理的性能でイメージ改善係数を表す式はどれか。
ただし、1次放射線透過率をTp、散乱放射線透過率をTs、全放射線透過率をTtとする。
- 1 / Tt
- Tp / Ts
- Tp / Tt
- Tp / Tt2
- Ts / Tt2
解説
答え 4
午前 問8
医用画像表示用モニタの品質管理で用いられる TG 18 – QC パターンを図に示す。
クロストーク要素はどれか。
- ア
- イ
- ウ
- エ
- オ
解説
覚える必要は無いと思うが、興味があれば「一般社団法人日本画像医療システム工業会(JIRA)”医用モニタの受入試験、不変性試験のガイドライン”」を参考にしてみてください。
答え 1
午前 問9
三相12ピーク整流装置で、撮影管電圧 100kV、管電流 1,000mA のときの電力[kW]に最も近いのはどれか。
- 0.1
- 9.5
- 10
- 95
- 100
解説
W = 100 × 1000 × 10-3 × f
三相12ピークのリプル百分率は 3.4%であり、リプル百分率が 10%以下のときの f =1.0
答え 5
午前 問10
インバータ式 X 線高電圧装置で誤っているのはどれか。
- インバータ周波数が高いほど電力変換効率は低い。
- 電源インピーダンスが高いほど装置の定格出力は小さい。
- 高電圧ケーブルが長いほど管電圧のリプル百分率は小さい。
- インバータ周波数が高いほど管電圧のリプル百分率は小さい。
- インバータ周波数が高いほど高周波高電圧変圧器の損失は小さい。
解説
答え 5