もくじ
午後 問16
心エコーの胸骨左縁左室長軸断層像で描出されにくいのはどれか。
- 左心房
- 右心室
- 僧帽弁
- 上大静脈
- 心室中隔
解説
胸骨左縁左室長軸断層像の描出ポイント
- 大動脈
- 大動脈弁
- 左心房
- 左心室
- 僧帽弁
- 右心室
- 心室中隔
答え 4
午後 問17
無散瞳眼底写真撮影装置で正しいのはどれか。
- 観察光は白色光である。
- 撮影画角は 75度である。
- 照明光はリング状である。
- 被検眼に最も近いレンズは接眼レンズである。
- レッドフリー画像は白内障の診断に用いられる。
解説
答え 3
午後 問18
MRI造影剤について正しいのはどれか。
- 致死的副作用はない。
- 細胞外液性造影剤は T2緩和時間を短縮しない。
- SPIOは T2強調像もしくは T2*強調像で評価する。
- MRCPでは消化管造影剤は陽性造影剤として用いられる。
- Gd – EOB – DTPAは投与後 15分前後から肝細胞に移行する。
解説
- 重篤な副作用としてアナフィラキシーショックや腎性全身性線維症(NSF)がある
- 細胞外液性造影剤(Gd-DTPA)は通常濃度でT1短縮、高濃度でT2短縮
- MRCPで用いる造影剤は陰性造影剤(塩化マンガン四水和物)
- Gd – EOB – DTPAは投与後 20分前後から肝細胞に移行する
答え 3
午後 問19
膝の MRI検査前の準備として適切なのはどれか。
- 患者の両手は腹部で組んだ状態とする。
- 膝用コイルのケーブルが長い場合はループ状に配置する。
- 膝以外の場所に湿布薬を貼っている場合は剝がさずに検査する。
- 両側の太腿が直接接触しそうな場合は間にクッションをはさむ。
- 条件付き MRI対応ペースメーカを植え込んでいる場合は制限なく検査を行ってもよい。
解説
- 体やケーブルによるループや、湿布によって発熱や火傷の恐れがある
- 条件付き MRI対応ペースメーカを植え込んでいる場合は MRI対応モードへ切り替えないと検査はできない
答え 4
午後 問20
3T MRI装置における脂肪と水の共鳴周波数差[Hz]に最も近いのはどれか。
ただし、1Hの磁気回転比は 42.6 MHz・T-1とする。
- 36.5
- 49.7
- 149
- 224
- 447
解説
まず、水と脂肪の周波数差は3.5[ppm]であることを知っていないとならない
ω = γ B = 42.6 × 106 × 3 =127.8 × 106
127.8 × 106 × 3.5 × 10-6 =447.3
答え 5