もくじ
午前 問26
心臓核医学検査における心電図同期撮影法で正しいのはどれか。
- R 波と R 波の間を 128 等分する。
 - 左室駆出率を求めることができる。
 - リストモードで撮影する必要がある。
 - 1フレームの画素数を多くすると収集時間を短縮できる。
 - 使用するコリメータは感度よりも空間分解能を優先する。
 
解説
- 心筋血流と左室機能を同時に評価できる
 - 左室機能指数は駆出分画・拡張末期容積・収縮末期容積・壁運動・壁厚肥厚率等を評価できる
 - 99mTcでは16分割,201Tlでは8分割にて収集する
 - 画素数を多くすると収集時間が延びる
 
答え 2
午前 問27
経口投与する放射性医薬品はどれか。
- 81mKr
 - 99mTc – GSA
 - 111In – DTPA
 - Na131I
 - 131I – アドステロール
 
答え 4
午前 問28
放射性医薬品の集積機序でカテコラミンと関係するのはどれか。
- 123I – IMP
 - 123I – MIBG
 - 123I – BMIPP
 - 123I – イオフルパン
 - 123I – イオマゼニル
 
答え 2 or 4
午前 問29
肺血流シンチグラフィで正しいのはどれか。
- 閉鎖循環式呼吸回路を用いる。
 - 腎機能低下症例では禁忌である。
 - 使用する放射性核種の半減期は6時間である。
 - 肺高血圧症の評価目的には腹臥位で放射性医薬品を投与する。
 - 放射性医薬品の投与時は注射器内への血液の逆流があることを十分確認する。
 
解説
- 99mTc – MAAを使用
 - 重力効果を受けるため、注射時の体位に注意が必要
 
答え 3
午前 問30
消化管出血シンチグラフィで正しいのはどれか。
- 99mTc – PMT を用いる。
 - SPECT 撮影は必要ない。
 - 間欠的な出血を検出できる。
 - 成人では 37 MBq を投与する。
 - 負荷検査ではカプトプリルが用いられる。
 
解説
- 99mTc – HSAまたは99mTc – RBCを使用する
 - 経時的な撮像により間欠的な出血を検出できる
 
答え 3

