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第73回診療放射線技師国家試験を解説#PM1~5

午後 問1

陽電子放出核種の陽電子の最大エネルギーの大きさの順で正しいのはどれか。

  1. 11C > 15O > 13N > 18F
  2. 11C > 18F > 15O > 13N
  3. 13N > 11C > 18F > 15O
  4. 15O > 13N > 11C > 18F
  5. 15O > 13N > 18F > 11C

解説

答え 4

午後 問2

親核種と娘核種の半減期の組合せで永続平衡が成立するのはどれか。

親核種の半減期  娘核種の半減期

  1. 1日        3日
  2. 1日        10日
  3. 1日        10年
  4. 10日        1日
  5. 10年        1日

解説

永続平衡の成立にはT1>>T2(親核種の半減期が娘核種の半減期より十分に大きい)であることが条件となる

答え 5

午後 問3

放射性核種の分離法のうち、反跳効果を利用したものはどれか。

  1. 遠心分離法
  2. 電気泳動法
  3. 昇華・蒸留法
  4. ラジオコロイド法
  5. Szilard-Chalmers〈ジラード・チャルマー〉法

解説

反跳効果を利用した分離法としてホットアトム法ジラード・チャルマー法がある

答え 5

午後 問4

中性子による核反応で誤っているのはどれか。

  1. 6Li(n,α)3H
  2. 23Na(n,γ)24Na
  3. 32S(n,p)32P
  4. 54Fe(n,pn)53Mn
  5. 59Co(n,2n)60Co

解説

核反応と原子番号・質量数が一致しているかの計算問題
詳細は下記記事を参照

答え 5

午後 問5

X線CT検査に関連する用語の組合せで関係ないのはどれか。

  1. 心臓CT            心電図同期
  2. 拡大再構成          時間分解能
  3. ビームピッチ         寝台速度
  4. CT用自動露出機構        被ばくの最適化
  5. ボーラストラッキング     時間濃度曲線

解説

拡大再構成は空間分解能の向上に関係する

答え 2

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