もくじ
午後 問6
X線管のX線強度について正しいのはどれか。
- X線強度は陰極方向ほど低下する。
- 管電圧が低いほど焦点外X線は多くなる。
- X線診断領域では透過形ターゲットが主に用いられる。
- X線放射口にフィルタを付加するとX線強度の均等性が向上する。
- ターゲット角度を小さくするとX線撮影の利用可能な放射角度が大きくなる。
解説
- X線強度は陽極方向ほど低下する(ヒール効果)
- 管電圧が高いほど焦点外X線は多くなる
- X線診断領域では反射形ターゲットが主に用いられる
- ターゲット角度を小さくすると実効焦点も小さくなる
答え 4
午後 問7
I.I.について正しいのはどれか。
- 視野が狭いほど像は明るい。
- 大視野ほど空間周波数特性がよい。
- 出力像の輝度は像の拡大率の2乗に反比例する。
- 量子検出効率は(I.I.出力像のSN比)÷(入射X線のSN比)で定義される。
- 変換係数は入射野中心の空気カーマ率の単位を[µGy/s]、出力像中心の輝度の単位を[cd/m2]とすると100〜300程度となる。
解説
- 視野が狭いほど像は暗い
- 大視野ほど空間周波数特性が悪くなる
- 量子検出効率は(入射X線のSN比)÷(I.I.出力像のSN比)で定義される
- 変換係数は入射野中心の空気カーマ率の単位を[µGy/s]、出力像中心の輝度の単位を[cd/m2]とすると1500程度となる。
答え 3
午後 問8
散乱線除去グリッドについて正しいのはどれか。
- 一次放射線透過率は選択度に反比例する。
- グリッド比が高くなると露出倍数は小さくなる。
- グリッド比が高くなると被ばく線量が小さくなる。
- 一次放射線透過率の2乗はイメージ改善係数に比例する。
- 一次放射線透過率の2乗はコントラスト改善比に比例する。
解説
- 一次放射線透過率は選択度に比例する
- グリッド比が高くなると透過X線強度が小さくなるので露出倍数は大きくなる
- グリッド比が高くなるとX線透過率が小さくなるので被ばく線量が大きくなる
- 一次放射線透過率はコントラスト改善比に比例する
答え 4
午後 問9
乳腺トモシンセシスについて正しいのはどれか。
- 甲状腺撮影にも使用できる。
- 空間分解能はX線CTより高い。
- 断層厚は再構成関数に依存しない。
- 患者被ばく線量はX線CTより多い。
- 振り角が小さいほど断層厚は薄くできる。
解説
- 空間分解能はX線CTより高い
- 患者被ばく線量はX線CTより低い
- 振り角が大きいほど断層厚は薄くできる
答え 2
午後 問10
CR装置の構成で必要ないのはどれか。
- AD変換器
- 光電子増倍管
- レーザー光源
- 蓄積コンデンサ
- 輝尽性蛍光プレート
解説
答え 4