もくじ
午後 問66
腫瘍のα/βが最も小さいのはどれか。
- 舌癌
- 声門癌
- 子宮頸癌
- 前立腺癌
- 非小細胞肺癌
解説
腫瘍のα/βにおける大小は正常細胞とほぼ同じ様に考えられる
放射線感受性の高い組織のα/β値は大きく、放射線感受性の低い組織のα/β値は小さい
答え 4
午後 問67
確率的影響について正しいのはどれか。
- 多数の細胞死が原因となる。
- 被ばく後早期に症状が出る。
- 直線しきい値なしモデルが適用される。
- 症状からおおよその被ばく線量を推定できる。
- 被ばく線量が多いほど発症までの潜伏期が短い。
解説
答え 3
午後 問68
LETについて正しいのはどれか。
- γ線は高LET放射線である。
- 単位にはGy/μmが用いられる。
- LET値の増大に伴いRBE値は直線的に大きくなる。
- 高LET放射線では低LET放射線に比べて酸素効果は小さい。
- 高LET放射線では低LET放射線に比べて分割効果は大きい。
解説
答え 4
午後 問69
放射線の生物学的影響について正しいのはどれか。
- 突然変異の生じる率は線量率と無関係である。
- 低LET放射線の照射でアポトーシスは誘導されない。
- G2期からM期への移行期では放射線感受性がS期よりも高い。
- 照射後の細胞周期の停止は主にS期からG2期への移行期で見られる。
- フリーラジカル除去作用をもつ放射線防護剤は照射直後の投与が照射前よりも有効である。
解説
- 突然変異の生じる率は線量率と無関する
- 低LET放射線の照射でアポトーシスは誘導される
- 照射後の細胞周期の停止は主にG2期で見られる
- フリーラジカルは照射直後から生成されるため、放射線防護剤の効果は少ない
答え 3
午後 問70
静止エネルギーが最も大きいのはどれか。
- 電子
- 陽子
- α粒子
- 重陽子
- 中性子
解説
- 電子：0.511MeV
- 陽子：938MeV
- α粒子：3733MeV
- 重陽子：1877MeV
- 中性子：939MeV
答え 3