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第74回診療放射線技師国家試験を解説#PM31~35

午後 問31

骨シンチグラフィで正しいのはどれか。

  1. 腸管が描出される。
  2. 骨粗鬆症の診断に有用である。
  3. 小児では骨幹部の集積が高くなる。
  4. ペースメーカは集積欠損像となる。
  5. 放射性医薬品投与後72時間以降に撮影する。

解説

答え 4

午後 問32

ガンマカメラの空間分解能について正しいのはどれか。

  1. コリメータの厚さが厚いほど低い。
  2. コリメータの穴径が小さいほど低い。
  3. シンチレータの厚さが厚いほど高い。
  4. 半値幅(FWHM)は百分率(%)で表す。
  5. 被写体-コリメータ間距離が大きいほど低い。

解説

答え 5

午後 問33

核医学の画像処理と目的の組合せで正しいのはどれか。

  1. Butterworth〈バターワース〉フィルタ      減弱補正
  2. Chang〈チャン〉法              画像再構成
  3. OS-EM法                  画像再構成
  4. Triple energy window法            減弱補正
  5. Wiener〈ウィナー〉フィルタ         散乱線補正

解説

散乱補正:DEW法TEW法
前処理フィルタ:Butterworthフィルタ
画像再構成:FBP法OSEM法
吸収補正:Chang法、CTAC法

答え 3

午後 問34

腎臓の核医学検査で正しいのはどれか。

  1. 99mTc-DMSAを用いる検査では利尿剤による負荷をかける。
  2. 99mTc-DTPAを用いる検査では腎血漿流量を算出する。
  3. 99mTc-DTPAを用いる検査では前処置として食事制限を行う。
  4. 99mTc-MAG3を用いる検査では前処置として水分摂取制限を行う。
  5. 99mTc-MAG3を用いる検査では排泄の指標としてTmaxを算出する。

解説

答え 5

午後 問35

放射線感受性が最も高いのはどれか。

  1. 乳癌
  2. 前立腺癌
  3. 悪性黒色腫
  4. 扁平上皮癌
  5. 悪性リンパ腫

解説

悪性リンパ腫骨髄腫の放射線感受性は高く、骨肉腫神経膠腫甲状腺がんは低い

答え 5

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