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第74回診療放射線技師国家試験を解説#PM71~75

午後 問71

X線の発生で正しいのはどれか。

  1. 制動X線の最短波長は管電圧に比例する。
  2. X線の発生強度は管電圧の2乗に比例する。
  3. 特性X線のエネルギーは管電圧に依存する。
  4. エネルギーフルエンスは管電圧に依存しない。
  5. 特性X線の発生は入射電子のエネルギーに依存しない。

解説

答え 2

午後 問72

水における光子エネルギーと相互作用ごとの質量減弱係数の関係を図に示す。
Aの相互作用で正しいのはどれか。
ただし、実線は全質量減弱係数とする。

  1. 光電効果
  2. 光核反応
  3. 干渉性散乱
  4. 電子対生成
  5. Compton〈コンプトン〉散乱

解説

答え 1

午後 問73

重荷電粒子と物質の相互作用について正しいのはどれか。

  1. 飛程は物質の密度に比例する。
  2. 水中では多重散乱の飛跡を示す。
  3. 質量衝突阻止能は速度に比例する。
  4. エネルギー損失は主に放射損失である。
  5. 重荷電粒子の比電離は飛程終端部で急激に増大する。

解説

答え 5

午後 問74

超音波の性質で誤っているのはどれか。

  1. 周波数が高いほど減衰は大きい。
  2. 周波数が高いほど指向性は向上する。
  3. 周波数と波長は反比例の関係にある。
  4. 屈折は Snell〈スネル〉の法則に従う。
  5. 空気中の伝播速度は水中に比べて大きい。

解説

空気中の伝播速度は水中に比べて小さい

答え 5

午後 問75

2つの増幅器を直列に接続した回路を図に示す。
増幅器1の電圧増幅度は10とする。入力電圧Viの値として0.2mVの信号を加えたとき、出力電圧Voの値は0.2Vであった。
増幅器2の電圧利得[dB]はどれか。

  1. 10
  2. 20
  3. 40
  4. 50
  5. 60

解説

0.0002Vが0.2Vとなるため全体の増幅度は1000となる
増幅器1の増幅度が10であるため、増幅器2の増幅度は100であり、20log100 = 40[dB]となる

答え 3

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