もくじ
午後 問6
X線 CTで誤っているのはどれか。
- 造影効果を高めるには管電圧を低くする。
- 短時間で撮影するにはヘリカルピッチを大きくする。
- 金属アーチファクトを抑制するには管電圧を高くする。
- 仮想的な非造影画像を作成するためには dual energyで撮影する。
- 1回転当たりの投影データ数を増加させるには X線管の回転速度を高める。
解説
X線管の回転速度によって1回転当たりの投影データ数に変化は無い
答え 5
午後 問7
マルチスライス CT 装置で、ビーム幅 40mm、ピッチ係数〈ピッチファクタ〉0.8としたとき、ガントリ1回転当たりのテーブル移動距離[mm]はどれか。
- 16
- 24
- 32
- 40
- 50
解説
0.8 = ガントリ1回転当たりのテーブル移動距離 / 40
答え 3
午後 問8
乳房用X線装置等の規格(JIS Z 4751 – 2 – 45)で定められた事項として誤っているのはどれか。
- 半価層測定では圧迫板を加える。
- 防護壁の減弱当量は 0.08 mmPb以上とする。
- 圧迫板を除いた X 線ビームの総ろ過は 0.5 mmAl 以上にする。
- 剰余放射線の空気カーマは1回の照射当たり 1μGy 以下とする。
- X 線照射野は胸壁側の患者支持器の縁から 2mmを超えてはいけない。
解説
正解は2つあります
- 半価層測定では圧迫板を加えない
- 定格管電圧50kV以下の乳房用X線装置の総ろ過は0.5 mmAlまたは0.3 mmMo以上にする
答え 1,3
午後 問9
X線 CTにおいて、特定の検出器素子の感度異常によって生じるのはどれか。
- 部分体積効果
- リングアーチファクト
- モーションアーチファクト
- ウィンドミルアーチファクト
- ビームハードニングアーチファクト
解説
部分体積効果:スライスの厚さによって生じる
モーションアーチファクト:被検者の体動によって生じる
ウィンドミルアーチファクト:高吸収体に生じやすい
ビームハードニングアーチファクト:X線の連続スペクトルが原因で生じる
答え 2
午後 問10
MRA について正しいのはどれか。
- Dixon 法が用いられる。
- PC法では脂肪組織が血管描出の妨げとなる。
- TOF法では流速と流れの方向が測定できる。
- 非造影 MRAは造影 MRAに比べ乱流の影響を受けにくい。
- 造影 MRAでは目的血管に合わせて撮影タイミングが決定される。
解説
- PC法では流速と流れの方向が測定可能
- 造影MRAは乱流の影響を受けにくく、SN比が良い
答え 5