もくじ
午後 問26
201Tl – 塩化タリウムを用いた心筋シンチグラフィで正しいのはどれか。
- 投与量は 740 MBq である。
- 心筋梗塞部位が高集積となる。
- 心筋脂肪酸代謝評価が行える。
- 心/縦隔比評価が心不全評価に有用である。
- 運動負荷検査では軽度負荷から徐々に負荷を増す。
解説
- 投与量 74~111MBq
- 心筋梗塞部位が欠損像となる
- 心筋脂肪酸代謝評価は123I – BMIPP、心/縦隔比評価は123I – MIBG
答え 5
午後 問27
核医学検査と使用される放射性医薬品の組合せで正しいのはどれか。
- 唾液腺シンチグラフィ
- 肝胆道シンチグラフィ
- 肝受容体シンチグラフィ
- 消化管出血シンチグラフィ
- 異所性胃粘膜シンチグラフィ
解説
- 唾液腺シンチグラフィ
- 肝胆道シンチグラフィ
- 消化管出血シンチグラフィ
99mTc – フチン酸は肝シンチ、99mTc – ECDは脳血流シンチ、99mTc – PYPは心筋シンチ
答え 3
午後 問28
腎動態シンチグラフィで正しいのはどれか。
- 移植腎の評価に適さない。
- 検査前に食事制限を行う。
- 負荷検査ではアセタゾラミドを使用する。
- 放射性医薬品投与後約 30 分で撮影を開始する。
- 99mTc – MAG3は有効腎血漿流量〈ERPF〉の算出に適する。
解説
- 移植腎の評価に利用される
- 検査の約20分前に水分の摂取をおこなう
- 利尿剤による負荷、カプトプリル負荷がある
- 放射性医薬品投与直後に撮影を開始する
答え 5
午後 問29
センチネルリンパ節シンチグラフィの適応となるのはどれか。
- 肺癌
- 悪性黒色腫
- 転移性肝癌
- 悪性リンパ腫
- 転移性骨腫瘍
解説
悪性黒色腫と乳がんに適応される
答え 2
午後 問30
骨シンチグラフィで正しいのはどれか。
- 膀胱は描出されないことが多い。
- 疲労骨折の検出感度は単純 X 線検査より高い。
- 放射性医薬品投与後約 30 分で撮影を開始する。
- 溶骨性骨転移では造骨性骨転移より高集積になりやすい。
- 人工股関節に緩みがある場合は先端部が低集積になりやすい。
解説
- 膀胱に集積し尿によって排泄される
- 放射性医薬品投与後約 2~3 時間で撮影を開始する
答え 2