第74回診療放射線技師国家試験を解説#AM96~100

午前 問96

DRLに最も関係するのはどれか。

  1. 介入
  2. 行為の正当化
  3. 線量限度
  4. 等価線量
  5. 防護の最適化

解説

DRL(診断参考レベル)は検査を受ける患者の被ばく低減を目的に定められている

答え 5

午前 問97

公衆被ばくを低減させるのはどれか。

  1. 原子力発電従事者の個人被ばく線量計着用
  2. 航空機客室乗務員の乗務時間管理
  3. 自動露出制御(AEC)を使用した胸部CT
  4. 小児X線撮影介助者の放射線防護衣着用
  5. 放射性医薬品を投与された患者の退室制限

解説

  1. 職業被ばくに関与
  2. 職業被ばくに関与
  3. 医療被ばくに関与
  4. 医療被ばくに関与

答え 5

午前 問98

非密封放射性同位元素の汚染箇所に対してスミアろ紙を用いたふき取りを行いGM管式サーベイメータで測定をしたところ、総計数率が1,200,100cpm、バックグラウンド計数率が100cpmであった。
間接法による表面汚染密度[kBq/cm2]として正しいのはどれか。
ただし、ふき取り効率を0.1、ふき取り面積を100cm2、検出器の計数効率を0.4、ふき取り試料の線源効率を0.2とする。

  1. 2.5
  2. 2.5×10
  3. 1.5×102
  4. 2.5×102
  5. 1.5×103

解説

(( 1200100 – 100 )/ 60)/( 0.1 × 100 × 0.4 × 0.2 )

答え 2

午前 問99

放射線測定器と測定用途の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ

  1. CR-39                           252Cf外部被ばく
  2. アルベド線量計                      223Ra排水濃度
  3. ホールボディカウンタ                   90Sr内部被ばく
  4. 電離箱式サーベイメータ                  125I表面汚染密度
  5. 液体シンチレーションカウンタ(バイオアッセイ法)     3H内部被ばく

解説

  • アルベド線量計               X線、γ線、β線および中性子線用
  • ホールボディカウンタ            134Cs、137Cs内部被ばく
  • 電離箱式サーベイメータ           X線、γ線、β線用

答え 1,5

午前 問100

放射性同位元素等の規制に関する法令が規定する放射性同位元素による汚染状況の測定場所について正しいのはどれか。2つ選べ

  1. 管理区域の境界
  2. 事業所等の境界
  3. 廃棄作業室
  4. 廃棄物貯蔵施設
  5. 廃棄物詰替施設

解説

基本的には汚染の可能性があり、汚染してはならない場所(管理区域の外へつながる場所)が対象となる

答え 1,3

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