もくじ
午前 問71
X線管での制動X線の発生で正しいのはどれか。
- 発生効率は管電流に比例する。
- 全強度は管電流の2乗に比例する。
- 発生効率は管電圧の2乗に比例する。
- 全強度はターゲット物質の原子番号に比例する。
- 発生効率はターゲット物質の温度に反比例する。
解説
- 発生効率は管電圧に比例
- 全強度は管電圧の2乗に比例
- 発生効率は管電圧に比例
- 発生効率はターゲット物質の原子番号に比例
答え 4
午前 問72
電子と物質の相互作用で正しいのはどれか。
- 線衝突阻止能は物質の密度によらない。
- 質量衝突阻止能は制動放射の寄与を含む。
- 質量放射阻止能は原子番号の大きい物質ほど小さくなる。
- 質量衝突阻止能は1MeV以下では電子のエネルギーが大きいほど大きくなる。
- 質量衝突阻止能に対する質量放射阻止能の比は電子のエネルギーが大きいほど大きくなる。
解説
Scol ∝ ρZ / Amv2
- 線衝突阻止能は物質の密度に比例
- 質量放射阻止能は制動放射の寄与を含む
- 質量放射阻止能は原子番号の大きい物質ほど大きくなる
- 質量衝突阻止能は1MeV以下では電子のエネルギーが大きいほど小さくなる
答え 5
午前 問73
中性子と物質との相互作用で正しいのはどれか。
- 熱中性子では相互作用は生じない。
- 物質の軌道電子との相互作用が主である。
- 減速材として高原子番号の物質が用いられる。
- 中性子捕獲断面積は中性子の速度に比例する。
- 速中性子では物質の厚さとともに指数関数的に減弱する。
解説
熱中性子では相互作用は生じやすい
物質の原子核との相互作用が主
減速材として小さい原子番号の物質が用いられる
中性子捕獲断面積は中性子の速度に反比例する
答え 5
午前 問74
静磁場の磁束密度が1.5Tのとき、1H核は63.9MHzで磁気共鳴を起こす。磁束密度が3.0Tのときの共鳴周波数[MHz]はどれか。
- 32.0
- 63.9
- 95.9
- 127.8
- 191.7
解説
1.5Tの場合、ω0 = γHよりγ = 42.6
3.0Tだと、ω0 = 42.6 × 3.0 = 127.8
答え 4
午前 問75
直流チョッパ回路の基本構成図で正しいのはどれか。
ただし、スイッチング素子Sのオン時の動作時間をt1、オフ時の動作時間をt2とする。
- 昇圧チョッパ回路である。
- VOはEと極性が反対になる。
- t2 = 3t1のときVOの平均値はE/3となる。
- VOの平均値はSのスイッチング周期に関係しない。
- DはSがオフのときにRに電流を流す働きをする。
解説
- 降圧チョッパ回路である
- t2 = 3t1のときVOの平均値はE/4となる
- VOの平均値はSのスイッチング周期に関係する
答え 5