第68回診療放射線技師国家試験を解説#PM61~65

午後 問61

ホルモン分泌低下による疾患はどれか。 

  1. 先端巨大症 
  2. 中枢性尿崩症 
  3. 原発性アルドステロン症 
  4. Cushing〈クッシング〉症候群 
  5. Parkinson〈パーキンソン〉病 

解説

  • 先端巨大症:下垂体から成長ホルモンが長期間にわたり過剰に分泌されることによる
  • 中枢性尿崩症:抗利尿ホルモン(バソプレシン)の分泌不足
  • 原発性アルドステロン症:副腎からアルドステロンが過剰に分泌
  • Cushing〈クッシング〉症候群:副腎からコルチゾールが過剰に分泌
  • Parkinson〈パーキンソン〉病:ドパミン神経が減少し、ドパミンが減少

答え 2

午後 問62

非ステロイド性抗炎症薬の作用はどれか。2つ選べ。 

  1. 解熱 
  2. 抗菌 
  3. 鎮痛 
  4. 粘膜保護 
  5. 気管支拡張 

解説

非ステロイド性抗炎症薬は、プロスタグランジンという物質の生成を抑え、鎮痛解熱抗炎症作用を持つ
代表的な薬としてロキソニンやイブプロフェンなど

答え 1,3

午後 問63

動脈化学塞栓療法〈TACE〉が最も多く行われるのはどれか。 

  1. 肺癌 
  2. 食道癌 
  3. 肝細胞癌 
  4. 前立腺癌 
  5. 子宮体癌 

解説

動脈化学塞栓療法は、癌細胞に栄養を送る血管に抗癌剤と塞栓物質を注入し、血流を遮断することで癌細胞を死滅させる治療法で、肝細胞癌によく使われる

答え 3

午後 問64

罹患率が日本よりも欧米で高いのはどれか。2つ選べ。 

  1. 胃癌 
  2. 結核 
  3. 前立腺癌 
  4. 肝細胞癌 
  5. Crohn〈クローン〉病 

解説

胃癌は5~10倍、肝臓癌は2倍ほど日本のほうが罹患率が高い
前立腺癌は10~20倍、クーロン病は10倍ほど欧米のほうが罹患率が高い

答え 3,5

午後 問65

分子に間接作用するのはどれか。2つ選べ。 

  1. ・H 
  2. ・OH 
  3. システイン 
  4. グルタチオン 
  5. システアミン 

解説

間接作用は放射線の水分子への作用の結果、生成したフリーラジカル(・H、・OH)が生体内成分に障害を引き起こす

答え 1,2

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