勉強に身が入らない時の最終手段(放射線技師が勧めるオススメ医療系漫画)

 今回は人間の集中力に関する仕組みと自分がおこなっていた対処法について簡単にお話していこうと思います。前に勉強法については記事にしているので、そちらも参照ください。

集中力のメカニズム

人間の集中力はいつまで続くのか

 集中力に関する研究は古くからおこなわれてきた分野であり、最近では集中力は「15分周期」であることがわかりました。東京大学の研究では、中学生を対象とした1時間勉強し続ける「60分学習グループ」と、休憩を挟みながら15分×3回の勉強をする「45分学習グループ」に分けたところ、後者のほうが明らかに学習成果が高かったそうです。また、集中力の持続時間は45分間だそうです。1時間のテレビ番組もCMを除くとおおよそ45分程度らしいです。

研究結果から考える勉強時間の組み立て方

 このような結果から勉強の取り組み方は、15分毎に小休憩を挟み、45分毎に少し長めの休憩を挟むのが良いのではないでしょうか。15分を計測し、過去問をいくつ解けるか挑戦してみるのもゲーム性があり集中力が増すと思います。

 その他にも集中力が増す方法をまとめてみました。

  • 15分を気にしすぎないようにアラームをセットする
  • BGMは無いほうが良い できるだけ無音な環境を
  • スマホや漫画など気が散るものは視界の外に
  • 勉強に必要なものや飲み物は手元に準備しておく
  • 休憩時間もアラームで管理する

 休憩には軽いストレッチや仮眠がオススメですが、スマホや漫画などで休憩するのも良いでしょう。ですが、スマホや漫画などで休憩すると没頭してしまう可能性があります。10分程度に時間を設定し、勉強と休憩の時間サイクルを身につけると良いでしょう。

そもそも勉強に対するやる気が出ないとき

 以前の記事でモチベーションは要らないというお話をしましたが、手っ取り早く勉強に取り掛かるにはモチベーションはあって困ることはありません。

 私自身も一時期やる気を出そうにも全く出ない時期がありました。自分の場合は偶然にも解決したので、その方法について紹介します。ちなみに、万人に効果のある方法だとは思っていませんので、「誰でもやる気アップ!」の様な魔法を期待していたならば申し訳ありません。

やる気の回復にまさかの漫画

 バスケットボール漫画の金字塔「スラムダンク」によって空前のケットボールブームが起こったのはご存知でしょうか?漫画やドラマによる私達への影響力は凄まじいものです。上の方で休憩に漫画はオススメできない様な書き方をしていましたが、節度を守れば良い休憩・モチベーションアップになると思っています。

 私も国家試験まであと1年だというのに勉強が捗らず、やる気が全く無い時期がありました。そんな時に友人から進められた医療系漫画を読んだのですが、その面白さから「やっぱり自分は医療現場で働きたい」という思いが蘇ってきました。それ以降は45分勉強して10分漫画休憩のルーチンを取り入れて、国家試験まで勉強を続けることができました。

 医療系の漫画は勉強のモチベーションを上げるだけでなく、医療現場がどういったものなのか知ることができたり、医療的な知識が身に付くことも多いので休憩や空いた時間に読むことはオススメできます。

放射線技師が勧めるオススメ医療系漫画 3選

ラジエーションハウス

 2019年にドラマ化されて知っている方も多いと思いますが、診療放射線技師を目指している方ならぜひ読んでいただきたい漫画です。診療放射線技師に焦点を当てた漫画は珍しいのではないでしょうか。

 診療放射線技師として役立つ知識が入っているのは勿論のこと、主人公が勤める病院内の事情や恋愛要素もあり、ストーリーとしても大変面白いので読んでみてください。私も1巻を試し読みしてからハマってしまい、Kindle版を全巻揃えてしまいました。

医龍

 超有名な漫画なので多くを語る必要は無いと思います。医療に対する深い知識や巨悪・ライバルなど多くの登場人物がストーリー全体を盛り上げています。私も国家試験勉強の合間に読んでいました。面白すぎて勉強を疎かにしないよう注意です。

町医者ジャンボ!!

 医療系漫画でも「地域医療」をテーマにした珍しい作品です。読んでいると最初のうちは『なんだこの主人公は!』と思うかもしれませんが、読み進めるうちに主人公の思惑を理解し、ついつい続きを読みたくなってしまいます。身近な症例を多く取り扱っているので、勉強のつもりで読んでみるのもアリです。

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