国試要点 医療情報システム

 診療放射線技師国家試験で問われやすい要点をまとめています。誤字・脱字・修正点などありましたらコメントやTwitterにてご指摘いただけると幸いです。

他にもまとめた国試要点があるので下記ページからどうぞ

病院情報システム

DICOM(Digital Imaging and COmmunications in Medicine)

デジタル医用画像や医用画像機器間の通信や保存のプロトコルを定義した標準規格

DICOM規格に関するサービスクラス

  • Storage:画像の伝送保存
  • Q/R(検索取得):保存装置にある画像の呼出し
  • MWL:検査予約情報の取得
  • MPPS:モダリティの検査実施状況の通知
  • GSPS:GSDFに基づく標準表示モニタにより画像コントラスト認識

HL7

医療情報交換のための標準規約

IHE

医療情報システムの相互接続性を推進するためのプロジェクト

HIS

病院内の各種情報システムの総称

RIS

放射線科の各種情報システムの総称

PACS

医療用画像管理システム

セキュリティ

RAID

 複数のHDDを仮想的に1つのドライブであるようにPCに認識させることで高速化高信頼性対故障性を向上させる

UPS

 電源装置を内蔵し、停電時でもしばらくの間コンピュータに電力を供給する装置

VPN

 仮想プライベートネットワークのことで、公衆回線を安全に利用するために利用者の間に仮想的なトンネルを構築し、プライベートなネットワークを拡張する技術

ファイアウォール

  通信を監視し、外部からの不正アクセスを防止する

ネットワーク

TCP/IP

 インターネットの通信プロトコル

LAN

 建物内・敷地内で文書や画像などの情報を処理することのできるコンピュータ ネットワーク

WAN

 地理的に離れた地点間を結ぶ通信ネットワーク

SSL

 送受信しているデータを暗号化する通信手順

SMTP/POP

  • SMTP:電子メールを送信するためのプロトコル
  • POP:サーバに届いた電子メールをクライアントへ送信するプロトコル

電子保存

 医師法により診療録(カルテ)は5年間医療法施行規則により医用画像は2年間は保存しなくてはならない

真正性

  • 書換え、虚偽入力、消去などを防止
  • 記録作成の責任の所外を明確にする

見読性

  • 情報を必要に応じて容易に見読可能な状態にする

保存性

  • 法令で定められた期間内にわたって復元可能な状態で真正性・見読性を保つ

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