第66回診療放射線技師国家試験を解説#AM66~70

午前 問66

悪性リンパ腫の症例で行われた18F – FDG腫瘍PETのMIP正面像を示す。
病変が認められるのはどれか。

  1. 口蓋扁桃
  2. 左腋窩リンパ節
  3. 縦隔リンパ節
  4. 脾臓
  5. 左鼠径リンパ節

解説

脳・膀胱に正常集積
縦隔に異常集積

答え 3

午前 問67

骨シンチグラフィで正しいのはどれか。

  1. 検査前に食事制限を行う。
  2. 99mTc – HM – PAOを使用する。
  3. 投与後約30分で撮影を開始する。
  4. 前面像と後面像の双方を撮影する。
  5. 活動性の骨髄炎では集積低下所見となる。

解説

  • 食事制限はおこなわない
  • 99mTc – MDP、99mTc – HMDPを使用
  • 3時間後に撮影
  • 骨髄炎で集積する

答え 4

午前 問68

放射性医薬品を投与した際のある臓器の吸収線量をMIRD法で算出したい。
不要な情報はどれか。
ただし、当該臓器以外の放射能からの線量寄与はないものとする。

  1. 投与放射能量
  2. 当該臓器の組織密度
  3. 投与した核種の物理的半減期
  4. 投与後の当該臓器の初期集積パーセント
  5. 投与した核種の当該臓器における生物的半減期

答え 2

午前 問69

チーム医療を実践する際に重要なのはどれか。

  1. 略語の使用
  2. 情報の共有
  3. 階層的システム
  4. パターナリズム
  5. 経験年数の重視

答え 2

午前 問70

原発性腫瘍として扁平上皮癌が多いのはどれか。

  1. 筋肉
  2. 喉頭
  3. 骨髄
  4. リンパ節

解説

  • 肺がんは非扁平上皮癌が過半数を占める
  • 喉頭がんのほとんどは扁平上皮癌

答え 3

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