第66回診療放射線技師国家試験を解説#PM21~25

午後 問21

欠乏することで血液凝固異常を生じるのはどれか。

  1. ビタミンA
  2. ビタミンB1
  3. ビタミンB6
  4. ビタミンE
  5. ビタミンK

解説

主な欠乏症

  • ビタミンA:夜盲症
  • ビタミンB1脚気
  • ビタミンB6皮膚炎貧血
  • ビタミンE:溶血性貧血
  • ビタミンD:くる病
  • ビタミンC:壊血病

答え 5

午後 問22

子宮に最も高頻度に生じる良性腫瘍の由来細胞はどれか。

  1. 子宮頸部間質線維細胞
  2. 子宮体部漿膜中皮細胞
  3. 子宮体部筋層平滑筋細胞
  4. 子宮体部内膜腺上皮細胞
  5. 子宮頸部頸管円柱上皮細胞

解説

子宮に高頻度でできる子宮筋腫は子宮体部筋層平滑筋細胞から発生する

答え 3

午後 問23

くも膜下出血の原因で最も頻度が高いのはどれか。

  1. 外傷
  2. 脳梗塞
  3. 脳動脈瘤
  4. 脳内出血
  5. 脳動静脈奇形

解説

くも膜下出血の原因の殆どは脳動脈瘤破裂である
他の原因に外傷や高血圧性脳出血がある

答え 3

午後 問24

疾患とその原因となるホルモンの組合せで正しいのはどれか。

  1. 糖尿病                プロラクチン
  2. 尿崩症                アルドステロン
  3. 褐色細胞腫              グルカゴン
  4. Basedow〈バセドウ〉病        サイロキシン
  5. Cushing〈クッシング〉症候群      ドパミン

解説

糖尿病                インスリン
尿崩症                抗利尿ホルモン(ADH)
褐色細胞腫              カテコラミン
Cushing〈クッシング〉症候群      コルチゾール

答え 4

午後 問25

成人と比較して小児に生じる頻度が高いのはどれか。

  1. 神経芽腫
  2. 褐色細胞腫
  3. 転移性副腎腫瘍
  4. 原発性アルドステロン症
  5. Cushing〈クッシング〉症候群

解説

神経芽腫は5歳以下の発症率が高く、10歳以降での発症は稀となる

答え 1

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