第66回診療放射線技師国家試験を解説#PM26~30

午後 問26

前立腺癌の治療に用いるのはどれか。

  1. 90Y 内用療法
  2. ラジオ波焼灼療法
  3. 内視鏡的粘膜切除術
  4. 192Ir 密封小線源永久挿入法
  5. 強度変調放射線治療〈IMRT〉

解説

放射線治療(強度変調放射線治療〈IMRT〉)、外科治療、ホルモン療法、化学療法など

答え 5

午後 問27

肺血栓塞栓症に用いられない治療法はどれか。

  1. 外科的血栓摘除術
  2. 経皮的血栓摘除術
  3. 経皮的血栓溶解術
  4. 経皮的ステント留置術
  5. 下大静脈フィルター留置術

解説

経皮的ステント留置術は冠動脈などの疾患で用いられる

答え 4

午後 問28

電離放射線作業に伴う健康障害でないのはどれか。

  1. 肺気腫
  2. 白血病
  3. 白内障
  4. 皮膚潰瘍
  5. 再生不良性貧血

解説

肺気腫のみ電離放射線とは関係がない

答え 1

午後 問29

病院のインシデント報告を利用する目的で適切でないのはどれか。

  1. 職場環境の整備
  2. 再発防止対策の検討
  3. 他部署との情報共有
  4. インシデントの当事者の責任追及
  5. インシデントを生じた要因の分析

解説

インシデント報告は責任追及ではなく、その事例に対する分析・再発防止を目的とする

答え 4

午後 問30

ヨード造影剤の使用を決定する際に最も注意すべき項目はどれか。

  1. 貧血
  2. 出血傾向
  3. 肝機能障害
  4. 腎機能障害
  5. 呼吸機能障害

解説

ヨード造影剤の禁忌としてアレルギー既往・甲状腺疾患肝機能低下糖尿病薬服用などがある

答え 4

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