もくじ
午前 問36
放射線治療が適応とならないのはどれか。
- 小児
- 妊婦
- 高齢者
- 全身状態不良者
- 妊娠可能年齢の女性
解説
妊娠中はいかなる時期も原則として放射線療法はおこなわない
答え 2
午前 問37
リニアックで正しいのはどれか。
- 電子ビームは偏向磁石で集束される。
- 加速管は遮へい能力の高い鉛製である。
- クライストロンはマイクロ波増幅管である。
- 進行波型は定在波型に比べ加速管を短くできる。
- フラットニングフィルタは電子線治療に用いられる。
解説
- 電子ビームは偏向磁石で90°または270°偏向される
- 加速管は遮へい能力と熱伝導率の高い銅製
- 定在波型は進行波型に比べ加速管を短くできる
- フラットニングフィルタはX線治療に用いられる
答え 3
午前 問38
物理的半減期が最も短いのはどれか。
- 60Co
- 125I
- 137Cs
- 192Ir
- 198Au
解説
- 60Co:5.27年
- 125I:59.4日
- 137Cs:30年
- 192Ir:73.8日
- 198Au:2.7日
答え 5
午前 問39
放射線治療の品質管理で正しいのはどれか。2つ選べ。
- X線照射野は月1回点検する。
- コミッショニングは納入業者が行う。
- リファレンス線量計は年1回校正を受ける。
- モニタ線量計の校正には固体ファントムを使用する。
- 投与線量で許容される不確かさは処方線量の±10%以内である。
解説
- コミッショニングはユーザーが行う
- モニタ線量計の校正には水ファントムを使用する
- 投与線量で許容される不確かさは処方線量の±5%以内
答え 1,3
午前 問40
PDD、TAR、TPR の定義で正しいのはどれか。2つ選べ。
ただし、D(d,A)、D(d,A0)は深さdにおける照射野A、A0のときの吸収線量で、D(dr,A)、D(dr,A0)は基準深吸収線量、DΔm(A)は空中組織吸収線量である。
解説
そのまま覚えるしかない問題
ちなみに、TAR(d,A) = Dwater(d,A) / Dair(d,A)
答え 3,5