もくじ
午後 問1
炭素の同位体で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 11Cは天然に存在する。
- 13Cは天然に存在する。
- 11Cは安定同位元素である。
- 13Cは放射性同位元素である。
- 14Cは年代測定に利用される。
解説
- 炭素の自然界に存在する同位体は12C、13C、14C
- 12Cは約99%を占め、安定同位体である
- 13Cは約1%を占め、安定同位体である
- 14Cは非常に微量で、放射性同位元素である
- 14Cは半減期が5730年で年代測定に利用される
答え 2,5
午後 問2
原子炉で製造される核種はどれか。2つ選べ。
- 67Ga
- 99Mo
- 123I
- 131I
- 201Tl
解説
32P、51Cr、59Fe、60Co、90Sr、99Mo、125I、131I、133Xe、137Csなど
答え 2,4
午後 問3
PET薬剤の放射化学的純度の検定に用いるのはどれか。
- ホットアトム法
- クロラミン-T法
- トリチウムガス接触法
- 高速液体クロマトグラフィ
- ラクトパーオキシダーゼ法
解説
ろ紙クロマトグラフィ、薄層クロマトグラフィ、ガスクロマトグラフィ、イオン交換クロマトグラフィ、高速液体クロマトグラフィなど
クロラミン-T法、ラクトパーオキシダーゼ法:放射性ヨウ素のタンパクへの標識方法
ホットアトム法、トリチウムガス接触法:標識化合物の合成法
答え 4
午後 問4
放射化分析で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 検出感度が高い。
- 成分定量の精度が高い。
- 自己遮へいの影響がない。
- 使用する装置が安価である。
- 多元素同時分析が可能である。
解説
- 成分定量の精度は低い
- 自己遮へいの影響がある
- 原子炉などの放射化をおこなう装置が必要
答え 1,5
午後 問5
回転陽極X線管の短時間許容負荷が増加するのはどれか。2つ選べ。
- 回転数を増やす。
- 陽極半径を大きくする。
- ターゲット角を大きくする。
- フィラメント電流を大きくする。
- ターゲット – フィラメント間距離を広げる。
解説
- 実焦点面積を大きくする
- ターゲット角度を小さくする
- 陽極回転数を増やす
- リプル百分率を小さくする
- 焦点軌道直径を大きくする
答え 1,2