第71回診療放射線技師国家試験を解説#AM86~90

午前 問86

X 線撮影において被写体コントラストに関係が深いのはどれか。2つ選べ

  1. 管電流
  2. 管電圧
  3. 照射時間
  4. 整流方式
  5. 焦点サイズ

解説

被写体コントラストに影響する因子

  • 被写体の厚さや構成元素
  • X線の線質
  • 散乱線量

答え 2,4

午前 問87

体表基準と脊柱の位置との組合せで正しいのはどれか。

  1. 喉頭隆起     第2頸椎
  2. 肩甲骨下端    第5胸椎
  3. 剣状突起     第1腰椎
  4. 肋骨弓下縁    第3腰椎
  5. 恥骨結合     第3仙椎

解説

  • 喉頭隆起    第4頸椎
  • 肩甲骨下端   第7胸椎
  • 剣状突起    第10腰椎
  • 恥骨結合    尾骨

答え 4

午前 問88

脊髄腔造影について誤っているのはどれか。

  1. 穿刺針は棘突起を避け刺入する。
  2. イオン性ヨード造影剤を用いる。
  3. 脊髄くも膜下腔に造影剤を注入する。
  4. 検査後数時間は頭部を上げた状態を維持する。
  5. 髄液より造影剤の比重が大きいことを利用して目的部位へ造影剤を誘導する。

解説

脊髄腔造影では非イオン性ヨード造影剤を用いる

答え 2

午前 問89

胃噴門部に異常が疑われた場合の上部消化管 X線二重造影で、適切な撮影はどれか。2つ選べ

  1. 右側臥位像
  2. 背臥位正面像
  3. 背臥位第 1斜位像
  4. 背臥位第 2斜位像
  5. 半立位第 2斜位像

答え 1,5

午前 問90

血管撮影をシングルプレーンからバイプレーンにすることによって低減可能なのはどれか。

  1. 被ばく線量
  2. X線管負荷
  3. 画像データ量
  4. 造影剤投与量
  5. アーチファクト

解説

バイプレーンとは2つのX線管と検出器で造影剤の投与1回につき2方向分の撮影ができる

答え 4

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