もくじ
午前 問65
放射線の生物学的影響の説明として正しいのはどれか。
- 線量率は生物学的効果に影響しない。
- 間期死は誤修復によるものが最も多い。
- 分裂死は RNA の損傷によるものが最も多い。
- 高 LET 放射線では間接作用が直接作用よりも多い。
- フリーラジカルによる DNA 損傷は酸素存在下で増強する。
答え 5
午前 問66
胎児被ばくによって精神発達遅延が最も生じやすい受精からの時期はどれか。
- 0〜2週
- 2〜8週
- 8〜15 週
- 15〜25 週
- 25 週以降
解説
- 0~9日:胎死亡(流産)
- 2〜8週:形態異常
- 8〜15 週:精神発達遅延
- 8〜25 週:発育遅延
答え 3
午前 問67
放射線治療において、水晶体のTD5/5(5年間で5%以下の障害が生じる線量)に最も近い線量[Gy]はどれか。
- 10
- 30
- 45
- 60
- 80
解説
日本放射線腫瘍学会「通常分割照射における正常組織の耐容線量」参照
答え 1
午前 問68
放射線感受性の最も低い組織はどれか。
- 胸 腺
- 腎 臓
- 精 巣
- 脊 髄
- 皮 膚
解説
答え 4
午前 問69
増殖が速い腫瘍の制御と正常臓器の障害緩和を目的とした分割照射方法はどれか。
- 寡分割照射
- 多分割照射
- 加速分割照射
- 通常分割照射
- 加速多分割照射
解説
- 寡分割照射:通常分割照射と比較して1回線量を増やし照射回数を少なくした照射方法
- 多分割照射:晩発生障害の減少と腫瘍制御率の向上を目的に1回の照射量を少なくして分割回数を多くする照射方法
- 加速多分割照射:増殖速度の速い小細胞肺がんに対して1回1.5Gyの照射を1日2回,週5日照射する方法
答え 5