第74回診療放射線技師国家試験を解説#PM1~5

午後 問1

物理的半減期の最も短い核種はどれか。 

  1. 3H
  2. 90Sr
  3. 131I
  4. 133Xe
  5. 137Cs

解説

答え 4

午後 問2

核分裂反応について誤っているのはどれか。 

  1. 252Cfは自発核分裂を起こす。
  2. 核分裂片はβ+壊変するものが多い。
  3. 235Uは熱中性子により核分裂を起こす。
  4. 核分裂収率曲線は核分裂収率と質量数の関係を表す。
  5. 入射粒子によって誘起されるものを誘導核分裂と呼ぶ。

解説

核分裂片はβ壊変するものが多い

答え 2

午後 問3

99Mo-99mTcジェネレータについて正しいのはどれか。2つ選べ

  1. 99mTcは生理食塩水で抽出する。
  2. コレクティングバイアルは陽圧である。
  3. 99Moはアルミナカラムに吸着している。
  4. 99mTcの半減期は99Moの半減期よりも長い。
  5. ミルキング後約66時間で99mTcの生成曲線が極大となる。

解説

  • コレクティングバイアルは陰圧である。
  • 99mTcの半減期は6時間、99Moの半減期は66時間
  • ミルキング後約23時間で99mTcの生成曲線が極大となる

答え 1,3

午後 問4

放射性同位体を利用した同位体希釈分析法で正しいのはどれか。

  1. 逆希釈法では比放射能は低下しない。
  2. 二重希釈法は非標識化合物を加える。
  3. 直接希釈法は標識化合物の試料を分析する。
  4. 分析による放射能濃度の変化の程度を測定する。
  5. 分析試料を定量するためには目的物質をすべて回収する必要がある。

解説

  • 逆希釈法では比放射能は低下する
  • 逆希釈法は標識化合物の試料を分析する
  • 分析による比放射能の変化の程度を測定する
  • 分析試料を定量するためには目的物質の一部を回収する

答え 2

午後 問5

X線管装置で誤っているのはどれか。 

  1. X線強度はターゲット角度で変化する。
  2. 管電流は電極間距離の2乗に反比例する。
  3. 管電圧波形のリプル百分率は短時間許容負荷に影響する。
  4. 実効焦点とは実焦点の基準面への垂直投影したものをいう。
  5. ブルーミング効果とは管電圧によって焦点寸法が変化する現象をいう。

解説

ブルーミング効果とは管電流によって焦点寸法の大きさが変化する現象

答え 5

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