もくじ
午後 問36
限局性脳腫瘍の放射線治療で全脊髄照射を必要とするのはどれか。
- 髄芽腫
- 髄膜腫
- 膠芽腫
- 下垂体腺腫
- 聴神経鞘腫
解説
髄芽腫は小脳に好発する小児悪性脳腫瘍で、髄膜播種による死亡が多いため腫瘍摘出後に全脊髄照射および化学療法をおこなう
答え 1
午後 問37
子宮頸癌術後照射の急性期有害事象はどれか。
- 腸閉塞
- 下肢浮腫
- 直腸出血
- 膀胱出血
- 白血球減少
解説
子宮頸癌術後照射の急性期有害事象は下痢、悪心、白血球減少など
答え 5
午後 問38
前立腺癌の予後因子でないのはどれか。
- PSA値
- 腫瘍の大きさ
- 前立腺の体積
- リンパ節転移
- Gleason〈グリソン〉スコア
解説
前立腺癌の予後因子
- TNM分類関連
- PSA値
- Gleason〈グリソン〉スコア
答え 3
午後 問39
根治照射と緩和照射について正しいのはどれか。
- オリゴ転移は根治照射の適応となる。
- 根治照射は緩和照射と比較して総線量が小さい。
- 根治照射は緩和照射と比較して1回線量が大きい。
- 緩和照射では照射する腫瘍の縮小を目的としない。
- 緩和照射では急性期合併症よりも晩期合併症の軽減に努める。
解説
- 根治照射は緩和照射と比較して総線量が大きい
- 根治照射は緩和照射と比較して1回線量が小さい
- 緩和照射は照射する腫瘍の縮小を目的とする
- 緩和照射では晩期合併症よりも急性合併症の軽減に努める
答え 1
午後 問40
密封小線源治療で正しいのはどれか。
- 192Irの半減期は約60日である。
- 子宮頸癌の治療には125Iを用いる。
- 子宮頸癌RALS治療は1回照射で行う。
- 125Iを用いた前立腺癌の治療は永久挿入によって行う。
- 子宮頸癌RALS治療での線源停留範囲はタンデムよりオボイドの方が長い。
解説
- 192Irの半減期は約73.8日である
- 子宮頸癌の治療には192Irを用いる
- 125Iは前立腺癌治療の永久挿入に用いる
- 子宮頸癌RALS治療は4~5回照射で行う
- 子宮頸癌RALS治療での線源停留範囲はオボイドよりタンデムの方が長い
答え 4