今回は診療放射線技師国家試験の合格基準の確認、そのための勉強方法について解説していきます。
合格基準について
まずは、合格基準について厚生労働省ホームページの第70回診療放射線技師国家試験の合格発表についてから見ていきましょう
知っている方も多いと思いますが、正答率が60%以上かつ複数ある科目の中で0点の科目が1科目以下であれば合格となります。
では、試験科目がいくつあるのかも確認しておきましょう
以上の14科目が試験対象となります。この中から13科目については必ず1点以上の得点を取らなくてはなりません。
ついでにですが、診療放射線技師国家試験出題基準についても一度目を通しておくとよいです。けっこう広い内容から出題されるのがわかります。
合格点は変動する!?
合格基準を理解したところで極端な話にはなりますが、120問解いて80問は無回答でも合格の可能性はあると思いませんか?実は例年よくある事なのですが、200問の中に絶対に得点にならない問題が存在する場合があるんです。
厚生労働省ホームページの第72回診療放射線技師国家試験の合格発表についてを見ていただくと合格基準が以下のようになっています。
なんと、合計得点が3点削られているのに対し合格基準点は1点しか減っていません。この原因は削除問題の存在です。
試験問題は人の手によって毎年作られていますので、稀に間違いも起こります。その間違いにも2パターンあるのですが、
- 正解が複数パターン存在する間違い
- 正解が存在しない間違い
正解が複数パターン存在する間違いであれば、全ての正解パターンに対して得点を得られるので問題ないですが、正解が存在しない問題はそのまま問題そのものを削除されてしまいます。つまり、得点を得る為の機会が1つ減ってしまうわけです。
もし6割ギリギリの学力で試験に挑んでしまうと、削除問題の有無が合否に大きく影響する可能性があるのです。ですので、模擬試験で最低でも7割の正答率を維持できないと本試験で安心はできないでしょう。
国家試験の勉強法について
試験は決して簡単ではありません。合格基準の説明の際に紹介した第70回と第72回の合格率は以下のようになっています。
年によって難易度は大きく違っていて、一度受験に失敗すると合格率は大きく下がってしまうことがわかります。
合格に必要なのは効率的な学習法と継続力
勉強法やその勉強の継続方法を紹介するに値する根拠
私自身も、大学4年生の8月の時点で模擬試験の結果が200点満点のうちの60点程度と散々でした。しかし、本試験の2月には8割の得点を取れるようになりました。そんな中学んできた勉強のやり方や継続させるための方法を紹介していきます。
試験勉強するにあたって、参考書は必須アイテム
具体的な参考書については別記事にて紹介させていただきますが、参考書は国家試験合格への近道ですし、必須アイテムともいえます。各試験科目に対しての書籍も多くありますが、放射線取扱主任者試験についての内容も取り扱っている場合が多いため、診療放射線技師国家試験の合格にフォーカスした場合にはオススメできません。
基本的には過去問を解くのがオススメであるが、やり方に注意
ネットで検索すれば、過去の国家試験の問題と答えが厚生労働省ホームページから拾えます。一応、最近の過去問と答えを載せておきます。
当たり前の話ですが、ただ問題を解いていても正解を記憶していくだけで学力が上がったとは言えません。なぜ正解なのか不正解なのか、選択肢一つ一つに対して理解を深めて解いていくことで似たような問題にも対応できます。
国家試験は意外と過去の問題に類似したものが多くあります。過去問の中身を理解することで得点力アップに大きく貢献されます。
効率的な勉強法があっても継続させる力がないと無意味
これも当然の話でありますが、毎日勉強することができない人に学力が身につく筈がありません。
様々な分野において成功を収めた人たちも継続力があるからで、決して才能だけではありあせん。トーマス・エジソンの名言の様に99%の努力があって成功を収めることができるのです。私は数々の成功者の秘訣について聞くのが好きでよく調べているので、そんな中でぜひ知ってほしい継続力の身につけ方を紹介します。