もくじ
午後 問11
MRI のパルスシーケンスで正しいのはどれか。
- 高速 SE法では T2*効果が強調される。
- SE法の信号はマジックアングルで最大となる。
- GRE法でスポイラグラディエントを加えると T2*強調像が得られる。
- GRE法の信号強度が最大となるフリップ角を Ernst〈エルンスト〉角という。
- EPI法での化学シフトアーチファクトは位相方向よりも周波数方向に強くみられる。
解説
- 高速 SE法はJカップリング効果を低減させるため、T2強調画像にて自由水・脂肪が高信号となる
- マジックアングルアーチファクトとは傾斜磁場に対して約55°に走行している靭帯などの緩和時間が延長する現象
- EPI法での化学シフトアーチファクトは位相方向のみに発生する
答え 4
午後 問12
MRI において、ある物質の T1、T2、T2*の値の関係として正しいのはどれか。
- T1 > T2 > T2*
- T1 > T2* > T2
- T2 > T1 > T2*
- T2 > T2* > T1
- T2* > T2 > T1
解説
人体の軟部組織のT1値は200~1000msec、T2値は100msec以下
答え 1
午後 問13
腹部の体外式超音波検査で用いられる周波数[MHz]に最も近いのはどれか。
- 0.5
- 5
- 12
- 20
- 30
解説
- 腹部:3.5~5[MHz]
- 体表:7~10[MHz]
- 心臓:2.5~3.5[MHz]
答え 2
午後 問14
心エコー検査用のセクタ型プローブについて正しいのはどれか。
- 機械走査を用いている。
- Bモードと Mモードの同時施行はできない。
- 狭いエコーウィンドウからの観察に適している。
- 体表近くよりも深部の方が空間分解能が向上する。
- Bモードと Doppler〈ドプラ〉法の同時施行はできない。
解説
心エコーではBモードとMモードやドプラ法の同時施行がほぼ必須である
答え 3
午後 問15
超音波検査について正しいのはどれか。
- 立位では行わない。
- 探触子による圧迫は禁忌である。
- 臥位に加え側臥位や半坐位でも行う。
- 骨盤部検査では直前に排尿させてから行う。
- エコーゼリーは使用前によく攪拌してから用いる。
解説
- 下肢静脈エコーでは可能なら立位による検査をおこなうことがある
- 超音波検査では圧迫しながら検査することが多くある
- 骨盤部検査ではできるだけ蓄尿状態でおこなう
- エコーゼリーを撹拌する必要はない
答え 3