診療放射線技師国家試験で問われやすい要点をまとめています。誤字・脱字・修正点などありましたらコメントやTwitterにてご指摘いただけると幸いです。
他にもまとめた国試要点があるので下記ページからどうぞ
被ばくの種類
自然放射線被ばく
- 地中、空気中、2次宇宙線など自然界から受ける被ばく
- 1人当たりの自然放射線被ばくは世界平均で2.4mSv、日本平均で2.1mSv
- 大地から岩石などに含まれる40Kなどの被ばくを受ける
- 食物には40Kが含まれており、摂取することで内部被ばくとなる
- 空気中の220Rn、222Rnを吸入することで内部被ばくとなる
医療被ばく
- 診断・治療の目的で受ける被ばく
- 診断・治療を受ける介護者・放射線を用いた研究に参加するボランティアも対象となる
- 医療被ばくに線量限度は適応されない
職業被曝
- 医師・看護師・診療放射線技師など診療行為によって受ける被ばく
- 旅客乗務員・ウラン鉱山夫なども対象となる
職業被ばくの線量限度
実効線量限度
- 100mSv/5年
- 50mSv/3月
- 妊娠可能な女子:5mSv/3月
- 妊娠中の女性の内部被ばく:1mSv/妊娠期間中
- 緊急作業時:100mSv
等価線量限度
- 水晶体:150mSv/年
- 皮膚:500mSv/年
- 妊娠中の女性の腹部表面被ばく:2mSv/妊娠期間中
- 緊急作業時の水晶体:300mSv
- 緊急作業時の水晶体:1000mSv
公衆被ばく
医療被ばく・職業被ばく以外の公衆の受けるすべての被ばく
しきい値
放射線による影響は確定的影響と確率的影響に分けられる。
確定的影響にはしきい値が存在する。